どの山で2013年を締めくくるのか考えた。
できればG4で逝ければベスト。
さてっと。 どこにしよっかな~。
誰も近づかないような山、しかもアドベンチャー要素が際立つ山。
前々から気になっていたあの稜線はどうだろうか。
綱附森の南側に居座る稜線。 地図で見ても昔か今か分からんが
道があるらしいし。
よしっ! 今回は「勘定山」に決定。
すぐさまG3に連絡。 と言っても、スケジュール的に大:晦日しかあいてない感じで
これはさすがに無理がある。 ということで、ゲス村・ゲス崎のG2で登り納め。
しかもこの「勘定山」。 ゲス村が高校の時に、林業のバイトで山頂付近まで
登ったことがあるらしく、その情報しかない。(30年前・・・) ネットで検索しても
勘定山に関するソースは乏しく、皆無に等しい。
そんなことなら、おれが情報を発信してやる。
とりあえず、藪漕ぎ覚悟で登山決行。
9:20 登山口(セジロウ橋)
▲セジロウ橋の北側が登山口。 廃屋の左側の谷をあがっていく。
とにかく事前の情報がここまでない登山もない。
唯一のソースが、30年前のバイトで登ったゲス村の登山行のみとは。
半分脳死状態のゲス村の情報が正しいのかどうか、甚だ不安だ。

▲最初は石階段。
ここからさっそく道が分からん。 この道を信じてまっすぐ上がっていけばよかったんだが
なにせよう分からんので、とにかくゲス村の脳内CPUだけが頼り。
ゲスナビゲーションシステムをフルに活用した登り。 これほど怖いことがあろうか。。
※この道を進んで、電力柱があるのでさらに直進するのが正解ルート
G2はとりあえず、石階段を登った先で谷を渡渉し、右の尾根を目指し直登。
植林の中を突き進むことに。

▲植林の中を直登。 地味にしんどい。
9:57 石灰ボルダー

▲尾根を進むと石灰ボルダーが見えた。 周辺にも岩がゴロつく。
ここから西へトラバース。
地図上にある登山道とおぼしき、谷をめざす。

▲ガレ場をトラバース。
10:09 石灰のザレ場

▲植林を抜けると石灰のザレに出た。 ここを慎重にわたる。。
10:20 登山道に合流(重要ポイント)

▲ようやく登山道に合流。 目印のテープもここから先に続いていく。
自分たちは、谷詰めのルートじゃなく、東の尾根からアプローチとなったため
若干デンジャラスゾーンを通過したが、上の写真の地点に来るには、
登山口から素直に谷を詰めてくればいいわけだが
そうなるといずれ石灰のザレ場に出るので、そのまま突っ切り
石灰の磯の基部にとりついて、そのまま石灰沿いにあがっていけばここに出る。
とにかくここにこないことには、どうにもならないポイントだ。

▲すぐ先に石灰壁のトラバース。 フィックスが張ってある。
このトラバースの始点まで、鹿の足跡が続いていたが
この壁で断念して戻っていく足跡があった。 鹿でさえ後戻りする大自然。
G2は意気揚々と超えていく。

▲この前を通過。 そのまま谷沿いに進む。

▲積雪15センチ。 高度があがるにつれ表面が固くしまっていく。

▲石立の北谷を思わせるような岩越ルート。
11:06 大岩ボルダー前

▲谷に鎮座する大岩。 ここはどっちに巻いてもオッケー。
この大岩がすごかった。
これ、日ノ御子にあったら。 まぁ日ノ御子じゃなくても間違いなく行列モン。。
まずは南面は低いルーフ。

▲スタートポジ。 なんとホールドが続いとる!

▲お互いロックは久しぶり。 こんな強度、フニャチンの身体では無理っ!

▲ルーフ奥から。 プチ塩原チックだ。
この岩には朱色で、登山道と思われるルートを案内する矢印がある。
しかもこの先、目印のテープと矢印が続くのでそれをトレースしていく感じ。

▲大岩の東面。 矢印が見える。 ここにも被ったラインあり。

▲大岩の目玉は北面のヤバいドッ被りライン。
この北面はヤバいっす。 被った中に、外傾ホールドが最後まで続いてる。
乗越から抜けまでいれると10mちかいかも。 しかもランディングはクソ。
簡単に死ねるね。
いやぁ、これがもっと近場にあったらなぁ。
G4だけでコソコソ遊ぶのになぁ。 さすがの岩バカもここまでパッドを背負って
来ないな。 なんとももったいない。
さて、登山に戻る。
と、しばらくはテープをトレースしてたが
テープが2手にわかれる。
一方は、植林の尾根を直登するルート。
もう一方は、谷をいくルート。
ここは迷わず谷沿いに歩く。
が、
ここでテープが消える。
その他の矢印も消える。
う~む。
ここへきて、目印を頼りすぎた感をいなめず。
頼りすぎるとルートファインディング力がどうのこうのとか言うが
・・・・・まぁ、その通りですな。
いや、とにかく近づいてるし
高度計からいって、そのうち大磯の平との分岐に出るはず。
でも行けども行けども、稜線に出ない。
1185mあたりの稜線に。。 もう高度計的には
あっさり超えてるし。 あれ?
おれたち、どこへ向かってる?
谷を進んでるわけだから、この辺りって目星はついてる。
そしたら稜線に出るはずなのに。。
とここで小休憩。
あったかいコーヒーで冷えた体を温める。
と、地図がないことにきづく。。。。
あわてて、自分の踏み跡をたどり雪道をくだる。
所々で、足がズボッと踏み抜きながら。
30mほど下ったところで地図発見。 ふぅ、やべぇやべぇ。
これがないと話にならん。
で、また登る。 この雪の中での30mのロスは大きい。
体力が相当吸われる。 足も張ってくる。
ここで右の尾根を目指すルートに変更。
しばらく歩くと尾根に出る。
12:35 尾根

▲尾根はさぶいっ!
このあたりは雪がザクザク。 たぶん気温は氷点下。
風も強く、雲が次々と流れていく。 寒い。。
と、目の前にピークが出てくる。
しかもその先はガクンと下ってて何もない。
どう見ても、ここが一番高い。
あれ?
もしかして山頂か?
2人であたりの景色を見渡すがどうもそれっぽい。
と、さらに北側にピークあり。
そっちに歩く。
13:16 勘定山(1,334m)

▲ホントにここ山頂か~?
山名看板などなし! しかも三角点もない山だから
ここがホントに勘定山かどうか登頂時は半信半疑。
でも読図上、ここしか考えられんし。 ※翌日GPSデータで山頂と確認
さすが誰も登らない山。
山師も、猟師も来てないんじゃねぇかここ最近は。
でもテープは山頂付近にもあったな。

▲北方向。 樹間からは「矢筈山」
山頂は北側に広葉樹が生えてるため、眺望があんまりよくない。
この時期だから山は確認できるものの、春から秋は眺望は期待できない。
ちなみに、綱附は確認。 あとは西熊っぽいのも見えるけど、樹が邪魔で
視認できず。
13:40 昼飯

▲ラーメンがうますぎ! 残ったさ湯も残らず飲み干す。 それほど寒い!

▲さぁ、昼飯くったらとっとと下山!
帰りも谷沿いを下っていく。
朝よりも気温があがったせいか、雪が解け始め歩きにくい。
踏み込むとヌメッて滑る。 しかもシャーベット状になってて手をつくと濡れる。

▲帰りにも大岩のラインを見上げるゲス村。
往路の重要ポイントからも谷をまっすぐ下りていく。
地図の点線をトレースしていく。
そうすると、廃屋までまっすぐでてくる。
15:48 登山口に到着
往路で若干それたものの、これでルートが確定できた。
一度わかればさほど難しいルートじゃない。
つぎは雪解け時期に、「勘定山~大磯の平」の縦走を
G4で逝ってみようと思う。 G3の諸君、よろチクビ。

▲赤=往路。 青=復路。
登山道から普通に谷筋を辿ればザレに出る。
その正面にバカでかい石灰の壁が見えるから、その基部を上がっていけば
重要ポイントと書いた階段にでる。
そこからは簡単。 谷を詰めるだけ。
参考にしてくだされ。