プチヴィーの王様、アスランの旅立ち | かぼちゃのカーテンの下で猫とエコ生活

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虐待を受け障害を負った元野良猫など100頭近くの老病傷犬猫たちと、高齢者が飼育放棄した地域猫たちのお世話をしながら、TNRしてます(NPO法人代表)。ベジタリアンで倹約家の子なし主婦。無農薬でバラや野菜を育てるのが大好き。

おはようございます。


昨日早朝、アスランが旅立ちました。


前日夕方、病院に行ったのですが、かなり弱っているとのことでした。数日前から立てなくなっていましたが、食欲はあり、朝も焼きササミにシニア犬缶を少々、頑張って食べました。


これから介護生活だと思っていました、もっともっと生きてくれると思っていました。


暑いこともあり、アスランは昨日のうちにお骨になりました。桐の箱にお骨を納めて、軽くなったアスランと帰りました。






高速。嘘みたいに車が走ってない高速。


夜、アスランの画像を見ていたら、朝になりました。


アスランは、2011年1月に保護しました。クリーンセンターにゴミを捨てに行く途中、痩せたアスランがぴょこぴょこ、びっこしながら走っているのを見つけました。車を降りてアスランを止めて、夫はゴミを捨てに行き、それから自宅に戻り首輪やリードを持ってきた。その間40分位、ずっと歩道でアスランと一緒にいました。リードをしてるわけでもないのに、ずっと一緒にいてくれた。


捨てられて放浪していたのか?酷い家で逃げ出したのか?わかりません。


あれから13年半、プチヴィーのボスとして新入りを迎え入れ、面倒を見てくれました。


アスランの存在は大きく、一緒に頑張ってきたような気持ちです。優しくて、強くて、カッコイイ!そんな犬でした。


認知症になったのは、いつ?画像を見たら、約2年前からでした。本当に悲しい。以前のアスランではなくなった。ただ、認知症にならないまま旅立ったら、何百倍も悲しかったはず。悲しませないように、ボケたのかな?



仔犬の時に脱走。独り野犬として成長してしまったカチューシャ。初めて、ケージからドッグランに出た時の写真。背中向けてるけど、アスランはカチューシャに安心を与えていた。


意外に強い性格のアスラン。アスランは、英国ファンタジー『ナルニア国物語』のナルニア国の王様で、素敵すぎるライオンの名前。後から知ったのですが、ナルニア国物語の著書は、聖書を子どもにもわかるように童話にしたそうで、アスラン王はキリストのことだそうです。



カチューシャの保護直後は、脱走しないように注意していました。アスランを頼り切っていたカチューシャ。


シュー蔵とびぃ〜は、アスランより先に保護していました。どちらも成犬保護。


恥ずかしいほど、アスランを頼っていたカチューシャ。リードを噛み切るため、チェーンリード。


たくさん散歩しました。保護猫も少なかった頃です。



左から、びぃ〜、もみじ、アスラン、カチューシャ、シュー蔵。


奥は、夏次郎。保健所から引き出した犬でした。


手前は、シーザー。やはり保健所から。


アスランは、猫たちに愛されていました。猫の王様のようでした。


クロちゃんは、アスランがシニア化して弱くなった頃に戦いを挑みました。アスラン、負けたタラー


クロちゃん、アスラン。ボスの強さと優しさを持ったオスがいると、治安が保たれます。すごく大切です。


今は、ガングロのスケバンが2頭、番犬してます魂



キャティオで嬉しそうなアスラン。


本当に悲しい。フリちゃんやカチューシャが旅立って、悲しみにどっぷり溺れたママを見て、悲しませないようにボケ老犬になったんだね。お漏らしいっぱいして、クールなふりして、悲しませないようにしていたんだね。昔の写真を見ていたら、認知症になる前のことを思い出しました。


幸せな時間を本当に有難う。


フリちゃんやカチューシャや、たくさんの子たちを守って、支えてくれて、有難う。


アスランがいたから、多頭飼育ができた。


もう無理。


ガングロ女番長たちは、社会性ないので。


プチヴィーの王様アスラン、ご苦労様でした。