
(1)ポップ・グループから、クラシックとロックの融合まで
1968年に発売されたファースト・アルバムの邦題が「遥かな旅立ち」、当時の日本担当者は上手にタイトルをつけたものだと思います。それから40年以上たった今でも、New Trollは存在し続けているのだから。紆余曲折があってもニコとヴィットリオの2人はずっと一緒に居てNew Trollsを名乗っている。「遥かな旅立ち」、アルバムの伊題「Senza Orario, Senza Bandiera」に付けられたもの。でも、アルバムエンディングの曲「Andro' Ancora」も邦題が「遥かな旅立ち」、これはちょっとひっかかります。
曲間の切れ目がない、という事でトータル・アルバムと言われていますが、歌物を続けているだけでコンセプトがあるようには思えません。ただ、アルバムを通して穏やかに安心して聴いていられる、そんなアルバムです。3曲目「私はアイリッシュ(Signore, io sono Irish)」です。
曲間の切れ目がない、という事でトータル・アルバムと言われていますが、歌物を続けているだけでコンセプトがあるようには思えません。ただ、アルバムを通して穏やかに安心して聴いていられる、そんなアルバムです。3曲目「私はアイリッシュ(Signore, io sono Irish)」です。
セカンド・アルバムはシングル・ヒット曲を集めたものとなっていて、サイケっぽいデビュー曲がイメージするような、何だかわからないジャケットになっています。でも、デビュー曲や音楽祭参加曲などが詰まった、New Trollsファンには重要なアルバム。シングルを集めただけあって1stアルバムよりテンポのある作りになっています。徐々に盛り上がってドラマチックな展開を見せる4曲目「Quella Musica」です。
http://www.youtube.com/watch?v=_nBSvwxthso 動画は動きません。
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そしてNew Trollsの代表作であるサード・アルバム「コンチェルト・グロッソ Ⅰ」。当時の映画音楽界では相当有名だったらしい作曲家ルイス・エンリケス・バカロフ(Luis Enriquez Bacalov)がA面の作曲を担当しました。映画「La Vittima Designate」のサントラとなっています。オーケストラとの共演、Allegro~Adagio~Cadenzaと続くこのアルバムのA面は甘美なヴァイオリンがひっぱります。Cadenzaはカメリア・ダイアモンドのCMで使われたみたいだけど、それは知りませんでした。
A面ラストのShadowsでは攻守交代のようにバンド演奏がオーケストラを引っ張ります。サブ・タイトルが示すようにジミ・ヘンドリックスに捧げられたこの曲ではニコ・ディ・パロのギター・ソロでクライマックスへ向かいます。
歯でギターを弾くニコ・ディ・パロ


感動のA面が終わると、B面全部を使った20分近いニュー・トロルスだけのインプロヴィゼーション。ハードな演奏、ライブで聴けば面白いのかもしれないけど、B面を聴く事は殆どありません。ムーン・チャイルドでレイクの歌がなくなると宮殿に飛ばしてしまうような感じです。
「コンチェルト・グロッソ Ⅰ」の成功に気を良くしたルイス・エンリケフ・バカロフは、翌年 オザンナ 「ミラノ・カリブロ 9」の制作に携わることになります。そして5年後には「コンチェルト・グロッソ Ⅱ」の制作で、またニュー・トロルスと組むことになります。
ニュー・トロルスと言えば「コンチェルト・グロッソ」、これは誰もが認めることではありますが、このバンドの音楽性はまだまだこんなものではありませんでした。次アルバムからニュー・トロルスは新たな展開を見せることになります。
「コンチェルト・グロッソ Ⅰ」の成功に気を良くしたルイス・エンリケフ・バカロフは、翌年 オザンナ 「ミラノ・カリブロ 9」の制作に携わることになります。そして5年後には「コンチェルト・グロッソ Ⅱ」の制作で、またニュー・トロルスと組むことになります。
ニュー・トロルスと言えば「コンチェルト・グロッソ」、これは誰もが認めることではありますが、このバンドの音楽性はまだまだこんなものではありませんでした。次アルバムからニュー・トロルスは新たな展開を見せることになります。