Nico Di Palo (New Trolls) ニコ・ディ・パロ (イタリア) | pulsar21

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New Trolls(ニュー・トロルス)もう一人のリーダー、Nico Di Palo。デビュー当時はジミヘンの影響を受けて、ギターを歯で弾いたりした事もあったそうです。Vittorio De Scalziとは対照的なハイトーン・ヴォイスもこの人の魅力でした。ヴィジュアル的なリーダーは、VittorioではなくNicoだったのでしょう。この動画は、たぶん90年代、Nico Di Palo40歳代の映像だと思います。


何故Vittorio De Scalziとの双頭リーダーなのか、New Trollsのアルバム発売経緯を見るだけでも触れる事ができます。Concerto Grossoの次、4thアルバムは2枚組で、1枚目のスタジオ盤はVittorio、2枚目のライブはNicoがそれぞれ主権を握っていて、趣向が全く異なっています。そして次作5thアルバム「UT」ではVittorioが全く作曲に参加せず、Nicoが完全に主導権を握ったハード・ロック・アルバムとなっています。「UT」時の全メンバー5人はVittorio一人とNicoを含めた4人に別れ、VittorioはAtomic System、Nicoを含めた4人はアルバム「?」を経てIBIS(イビス)結成へと向かう事になります。

1974年に発売されたIBISデビューアルバム「Sun Supreme(サン・シュープリーム~至高の太陽) 」は、イタリアン・ヘヴィー・シンフォニック・ロックとして代表的な
    BIGLIETTO PER L INFERNO(ビリエット・ベル・リンフェルノ)
    MUSEO ROSENBACH (ムゼオ・ローゼンバッハ)
にひけをとらない、素晴らしいアルバムです。

ようつべにはUPされていません。自分でUPしようと思ったらようつべから地域ブロックがかかりました。「JAPAN」では公開できません、との事。もちろん文句を言う事もできません・・・。

「Sun Supreme」発表前年の「?」はUPされています。ドラマーだけは交代しましたが、「Sun Supreme」の雰囲気は感じる事ができます。4曲目「L'amico Della Porta Accanto(門祭の友)」です。


「Sun Supreme」はA面B面とも組曲構成になっていて、
  A面 Divine Mountain /Journey Of Life (神の山 / 生命の旅)
  B面 Divinity (神)
となっています。1974年という当時の世相を反映しての大作構成なのかもしれません。B面はEL&Pのカール・パーマーが在籍していたアトミック・ルースターのドラマーRic Parnellが叩きまくっている部分が少々退屈(技術的には素晴らしいのかもしれませんが・・・)ですが、特にA面後半のヘヴィーな盛り上がりがとても良いのです。

IBISは翌年にもアルバムを発売しましたが、「Sun Supreme」とはがらっと変わりVittorioの世界に近いようなほのぼのとした小曲集、結局IBISは2枚のアルバムを残して解散しました。

一方のVittorio De Scalzi は1973年に「New Trolls Atomic System」を発売して、とても好評を得ていました。翌74年にはライブ「Tempi dispari」で器用なところを見せました。が、Atomic Systemもここで活動が止まってしまいました。

Vittorio De ScalziとNico Di Paloの和解、New Trolls再結成、そして1976年「コンチェルト・グロッソ 2」の発表、以降、ポップグループのNew Trollsとして活動していくことになります。デビュー当時に戻って、New Trolls本来の姿に・・・。

1985年サンレモ音楽祭入賞曲「Faccia di Cane」、リード・ギター兼ボーカル、30歳代のNico Di Paloです。右上のキーボードが30歳代のVittorio De Scalziです。


Nico Di Paloは20世紀末交通事故の長期リハビリから戻って現在も活動していますが、ギターを持った映像を見つけることができません・・・。