LATTE E MIELE (ラッテ・エ・ミエーレ) | pulsar21

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'72 Passo Secundum Mattheum 受難劇 '73 Papillon パピヨン

トリオ編成も同じ、キーボードにMoogやHammondを取り入れている為、
イタリアのEL&Pとも呼ばれる。

1970年にジェノバで結成された、ラッテ・エ・ミエーレ。デビュー作の「受難劇」はイタリアン・ロック史上に残る名作として伝えられている。ヨーロッパの精神的背景にあるキリスト教。新約聖書中の「キリスト受難」をテーマにして作られている。
   1. 序曲 Introduzione
   2. 過ぎ越しの日 Il Giorno Degli Azzimi
   3. 最後の晩餐 Ultima Cena
   4. ゲッセマネ Getzemani
   5. 訴訟 Il Processo
   6. 証人達 パート 1 I Testimoni(1 parte)
   7. 証人達 パート 2 I Testimoni(2 parte)
   8. 悲嘆 Il Pianto
   9. ユダ Giuda
  10. ユダヤの王 Il Re Dei Giudei
  11. カルヴァリオの王 Il Calvario
  12. 復活 Il Dono Della Vita
多彩なキーボード群(メロトロン、ストリングス・シンセサイザー、オルガン、ピアノなど)を駆使し、
合唱団を取り入れて賛美歌の雰囲気まで作っている。キーボード主体のシンフォニックな演奏であるが、ハードロック風のパワフルなナンバーも詰まっている。小曲が多いが曲間は殆どなく、「キリスト受難」というとてつもないテーマを自分達の解釈で演奏している。うわさではローマ法王庁で御前演奏までしたという。それほどイタリア人にとっては衝撃的な内容だったのでしょう。ドイツのPOPOL VUHも、初期の頃は聖書を題材にしたアルバムが多かった。しかしこのデビューアルバムほど、はっきりしたテーマでアルバムを作ったのは、LATTE E MIELEだけではなかっただろうか。

空前絶後のデビューアルバムと比べて、2作目「パピヨン」はパーカッシヴなオルガンのイメージが強く、EL&Pのものまねと酷評される事もあるが、約20分のタイトル曲は、間違いなくLATTE E MIELEの代表作。映画でも名高い脱獄劇「パピヨン」をモチーフとしたらしいが、スリリングに展開するキーボードと時折現れる物悲しいボーカル。EL&Pと違い暖かみのある哀愁感はイタリアン・ロックらしい。

LATTE E MIELEは1980年に解散している。発表されたアルバムは全5枚。
  '72 Passo Secundum Mattheum 受難劇
  '73 Papillon パピヨン
  '76 Aquile E Scoiattoli 鷲と栗鼠
  '92 LIVE ('74 年録音)
  '92 Vampyrs ('79 年録音未発表音源集)
受難劇があまりにも凄過ぎた為、3枚目「鷲と栗鼠」を発表した時点で、グループとしての方向性は失ってしまったのだと思う。そして70年代後半はイタリアン・ロックにとって不遇の時期。パンク・ニュー・ウェイブが台頭してきて、もはやLATTE E MIELEなどのプログレは、その存在価値を失ってしまっていたのだろう。

メンバー(1st~2nd)
  Marcello Giancarlo Dellacasa(マルチェッロ・デッラカーザ) : ギター・ベース
  Oliviero Lacagnina(オリヴィエロ・ラカーニーナ) : キーボード
  Alfio Vitanza(アルフィオ・ヴィタンツァ) : ドラム
3rdアルバムではAlfio Vitanza以外のメンバーが脱退し、4人編成で再スタートしている。