KING CRIMSON(ポセイドンのめざめ) | pulsar21

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              '70.5.15「ポセイドンのめざめ」


宮殿発表4ヵ月後の1970年2月から、2ndアルバムのレコーディングが開始された。主要メンバーの大量脱退、新メンバーのアンドリュー・マックロック(Drums)も在籍中のグループのスケジュール消化で間に合わず、メル・コリンズも正式メンバーとしてクレジットすることはままならず、ゲスト・ミュージシャンとしてレコーディング参加許可され、キース・ティペットもゴードン・ハスケルもリハーサル不足のため、一部参加という形になった。

レコーディングには、結局、ジャイルズ兄弟、グレッグ・レイクの協力を頼む事になった。このような有様で、レコーディングの全体を把握しているのはロバート・フリップだけで、あとの人々はフリップの指示を受けながら演奏するという作業だった。

キング・クリムゾンはもはやこれまで、と見る人々は多かった。ジミ・ヘンドリックスはフリップに共演を申し出、イエスはピーター・バンクスの後釜として、フリップにYES加入を誘った。フリップは語っている。もし、YESに加入したらバンドを乗っ取る事になっていた、と。後にブラフォードがその件について、フリップの乗っ取りはYES側でも望んでいた、という。もし実現していたら、こわれものも危機も生まれていなかった。

2ndアルバム発表に先駆けて、3月13日にシングル「Cat Food」が発売された。ピアノで参加しているキース・ティペットはこう語っている。
「弾くのが大変難しかった。かなり直線的に聴こえるかもしれないけれど、それをこみ入らせるためにあちこちに奇妙な6/8拍子をすべり込ませてある。ピアノはちょっと気まぐれに弾いているみたいにみえるが、実際には全小節に複雑なコードが入っている。それでまた一段と奇妙になっているのだが、わかるかな?」
自分には全くわかりません(笑)

2ndアルバムのジャケットは、タンモ・デ・ジョンという画家の「12 Archetypes」と名づけられた作品が使用され、内ジャケットはピート・シンフィールドの作品。本来なら宮殿のジャケットを描いたバリー・ゴットバーに2ndのジャケットも依頼する予定だったが、2月に心臓病で亡くなった。

「ポセイドンのめざめ」は宮殿のサウンドを忠実に踏襲したものだった。
Picture Of The City は 21st Century Schizoid Man、
Cadence And Cascade は I Talk to the Wind、
In The Wake Of Poseidon は Epitaph というように。
宮殿とパターンが同じである事は各紙が指摘していたが、宮殿の売れ行きを反映して、ある意味とても好評だった。その反面、クリムゾンの音楽への反発は、難解なピート・シンフィールドの詩に集中していた。もったいぶっているとか思い上がっているとか。フリップとも意識が食い違うようになり、ピートは4thアルバムで脱退する事になる。

同じ年の12月11日に発売されることになる3rdアルバム「リザード」、このプランは「ポセイドンのめざめ」が発売される前からフリップは公表していた。もっと多くのミュージシャンを使おうと。ツアーはグループ分裂の原因となったアメリカ公演から行われておらず、1970年いっぱいはツアーを行わないことも発表された。

メンバー
  Robert Fripp : Guitars, Mellotron, Devices
  Keith Tippett : Piano
  Peter Giles : Bass
  Mel Collins : Saxes, Flute
  Greg Lake : Vocals
  Gorden Haskell : Vocals
  Michael Giles : Drums
  Peter Sinfield : Words