Novalis (ノヴァリス) ドイツ | pulsar21

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'75 2nd「銀河飛行(Novalis)」   '79 6th「凍てついた天使(Flossenengel)」

Novalis            Flossenengel
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'78 2nd「道化師」(Vieleicht bist Du ein Clown ?)  '77 Konzerte(LIVE)


「クラウト・ロック(Kraut Rock)」。ドイツのロック・シーンで使われる分類である。日本やイギリスなどでは「ジャーマン・プログレッシヴ・ロック」=「クラウト・ロック」として扱われる事もあるし、「ジャーマン・サイケデリック・アヴァンギャルド・ロック」=「クラウト・ロック」として扱われる事もある。「クラウト・ロック」はとても曖昧な定義である。だからここで紹介するノヴァリスも含まれる事があるし、驚く事にスコーピオンズまでこの分類にして発売しているCDもある。そしてこれ以外のロックを総称して「ジャーマン・ロック」と呼んでいる。

Kraut、英語辞書では塩漬けキャベツ、((俗・軽蔑))ドイツ人などと書かれている。つまり、「ドイツ野郎の音楽」という侮蔑的な英語。それならばドイツ人は反発してもよさそうだが、それどころか、ドイツのFaustというバンドは「Krautrock」という曲まで演奏している。Faust・・・危ないバンドで、とてもCRAZY!聴いていると精神が破壊されそう。

実はドイツ語ではKraut=「ハーブ」と訳されたりする。香草的ロック、これが転じて「マリファナやクスリでブッ飛んだロック」の意味となる。とてもサイケなバンドたちの集まりである。初期フロイドなんてまだまだ甘い。

本題であるNovalisに戻ります。この意味からは全く外れているバンド。国を聞かなければイタリアン・ロックと勘違いする人も多いはず。「シンフォニック・プログレッシヴ・ロック」である。個別のパートには、それほどテクニックを感じさせない。ドラマティックではないのだが、ロマンチックな曲調。「このメロディ、いいな」という部分が随所に現れてくる。優しく柔らかくありながら、ヘビィな音作り。

日本盤も発売されていた。しかし現在はコレクター商品になってしまい、4thのBrandungなんか、amazonで23,896円という、とても信じられない値段になってしまっている。

スタジオ・アルバム
  '73 1st Banished Bridge
  '75 2nd Novalis(銀河飛行)
  '76 3rd Sommerabend
  '77 4th Brandung
  '78 5th Vieleicht bist Du ein Clown ?(道化師)
  '79 6th Flossenengel(凍てついた天使)
  '80 7th Augenblicke(時の交差)
  '82 8th Neumond
  '83 9th Sterntaucher
  '84 10th Bumerang
  '85 11th Nach uns die Flut

ライブ・アルバム
  '77 Konzerte
  '93 Lebt !

'93年のライブアルバム、昔の音源なのか一時的に再結成したのか、詳細はわからない。
'77年のKonzerteは昨年再発され、今現在活発に市場に出回っているみたい。(値段もお手頃)

代表作は'75年の2ndアルバム「銀河飛行」。トータルアルバムではないが、5曲全てが高い完成度。特にB面1曲目の「Impressionen」はNovalisの代表曲。変調を何回も繰り返し、その都度クライマックスが来る感じ。オルガンとシンセサイザーが重く絡み合い、うねるようなギターが合間をつなぐ。チャーチオルガンも登場し、感動のエンディングを迎える。

'79年発表の「凍てついた天使」と'80年発表の「時の交差」は、キング・ユーロピアン・コレクションとして紹介された。

「凍てついた天使」はCAMELと対比される事があったが、CAMELより重厚で甘美な世界。キーボードとギターの使い方だと思う。1曲目の桃源郷から美しいNovalisの世界にノックアウトされてしまう。そしてこのアルバムのエンディングは、とてもスリリングで感動的。トータルアルバムとして聴きたい。

「時の交差」はA面ラストの「さすらいを道づれに」の評価が高い。聴いてみたいものだが、amazonでは中古品が、5,800円,8,040円,10,853円・・・さすがに躊躇している・・・。

あまり評価が高くないが、'78年の道化師。コマーシャルなアルバムに見られてしまうのだが、逆に聴きやすくなっていると思う。叙情的な世界がなくなっているわけでもなく、テンポもあって面白いアルバムだと感じている。

Novalisはドイツのロマン派詩人。グループとは関係ないが、バンド名はここから取っている。

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