「パブロフの犬」ベルを鳴らしてからエサを与えるという実験から条件反射の実験を行った、イワン・パブロフに由来するグループ名。American Hard Progressive Rock として、KANSASも所属するCBSソニーから、日本にも紹介された。2ndに続いて3rdアルバムも録音したが、未発表のまま解散。'90年に限定盤として3rdアルバムが発表され、4thアルバムも続けて発表された。Pavlov's Dogの残したアルバムは全4枚。
日本では黙殺されたPavlov's Dogのデビューアルバム。しかし本国アメリカよりイギリスのプレスに絶賛され、Roy Harperの目にとまり、その当時一緒に仕事をしていたBILL BRUFORDがRoy HarperからPavlov's Dogを聴かされ、えらく気に入ったようで、2rdアルバムへのゲスト参加となったのである。
BILL BRUFORDが参加したとなれば、日本のレコード会社も黙っていない。2ndアルバムはめでたく、日本にて陽の目を見る事になった。
Progressive Rock と言っても、1曲の長さが長くても5分程度の曲。1st2ndとも、アルバム全体で30分程度にまとめられている。ボーカルを務めるデヴィット・サーカンプのワンマン・バンド。シャウトにならないハイ・トーン・ヴォイス。かなり個性的な声色。これを受け入れられるかどうかが、最初の難関。ゲテモノ扱いするメディアまであったようだ。これを乗り越えれば、デヴィット・サーカンプのボーカルも楽器の一部として心地よく聞こえてくる。
mellotron, flute, violinまで登場し、多彩な楽器を操るサウンドは、ヨーロッパ的イメージが感じられる。ヴォーカルを主体にしているが、同じアメリカのKANSASの音とは全く異なる。かと言って、ヨーロッパ的な感傷的、叙情的なイメージはなく、アメリカ出身らしくポップな音にさえ聞こえる。2ndに参加しているBILL BRUFORDも、YESやクリムゾンで見せた変拍子を多用しているわけでもなく、リズム・キープに徹している場面が多い。
とにかくこのグループの特徴は、デヴィット・サーカンプの声。
似たようなヴォーカルを見つける事は難しい。
似たようなヴォーカルを見つける事は難しい。
1stアルバムのメンバー
デヴィット・サーカンプ(David Surkamp) : リード・ヴォーカル、ギター
デヴィット・ハミルトン(David Hamilton) : キーボード
ダグ・レイバーン(Doug Rayburn) : メロトロン、フルート
マイク・リフロン(Mike Safron) : ドラムス
リック・ストックトン(Rick Stockton) : ベース
シーグフライド・カーヴァー(Siegfried Carver) : ヴァイオリン、ヴィオラ
スティーヴ・スコーフィナ(Steve Scorfina) : リード・ギター
デヴィット・サーカンプ(David Surkamp) : リード・ヴォーカル、ギター
デヴィット・ハミルトン(David Hamilton) : キーボード
ダグ・レイバーン(Doug Rayburn) : メロトロン、フルート
マイク・リフロン(Mike Safron) : ドラムス
リック・ストックトン(Rick Stockton) : ベース
シーグフライド・カーヴァー(Siegfried Carver) : ヴァイオリン、ヴィオラ
スティーヴ・スコーフィナ(Steve Scorfina) : リード・ギター
スティーヴ・スコーフィナは、当時人気を博していたREO SPEEDWAGONのギタリストだった。それを引き抜いた。ただ1stアルバム発売後、スティーヴ・スコーフィナ、マイク・リフロンは脱退し、ギターにトーマス・ニクソン、マイク・リフロンのパートはダグ・レイバーンが引き継いだ事になっているが、結局ゲスト参加といっても、BILL BRUFORDが全ての曲で叩いている模様。2ndはBILL BRUFORDの他に多くのゲストも参加した。
