EAST (イースト) HUNGARY | pulsar21

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           '82 2nd「Hüség(FAITH)」

神秘的なシンセサイザーが全編にわたって覆い、それでいてヘビーでもあり軽やかでもあり、哀愁的でありながらも荒々しくもあり、瞑想的な気分にもさせられる。


ハンガリーのバンドである。1975年に工科大学の学生を中心として、EASTの前身バンドが結成された。1979年のロック・フェスティバルで一躍脚光を浴びる事になり、1980年にEASTとしてEPデビューする事となった。そして翌年1981年に発売されたデビューアルバム「Jatekok」が発売されると、一気にハンガリーLPチャートを駆け上り、スターダムにのし上がった。


その後デビューアルバムは英語バージョンでレコーディングされ、「蒼い楽園(Blue Paradise)」として、日本でもユーロピアン・ロック・コレクションとして、1983年、キング・レコードから発売された。1982年には海外ツアーを行い、ドイツで行われたロック・フェスティバルでも高い評価を受け、大成功したオランダ公演の結果、オランダ盤もレコーディングされる事となった。


そして1982年に発売された2ndアルバム「Hüség」。英語タイトルは「FAITH」。ハンガリー語で歌われているアルバムだから、すべての曲名に英語タイトルが付いている。海外進出したグループだから当然か。シンセサイザーの使い方は東欧圏らしく、ドイツのタンジェリン・ドリームなどの影響を受けていると思う。全11曲。大作はないのだが、全編にわたって流れるシンセサイザーの小気味良さ。時折流れるピアノが、また感傷的な気分にさせてくれる。ギターとシンセサイザーがきれいに絡んでいる。ドラムもかなり前面に出てきているのだけど、うまく調和している。殆どの曲にボーカルが入るが、ハンガリー語。・・・さっぱりわからない(笑)・・・このアルバムのテーマは内宇宙の探求。宗教的な部分も含まれているのかもしれない。


歌詞はわからないのに口ずさみたくなる。目をつぶって聴いていると頭の中に真っ白で広い空間が浮かんでくる。曲をつなげずに小分けしているおかげで、クライマックスを何回も聴いているような感じ。難しい顔をして聴くようなアルバムではなく、いつのまにかさらっとエンディングを迎える。


素晴らしいシンフォニック・ロック・アルバムである。


メンバー
   イストヴァーン・キラーイ : パーカッション
   ベーテル・モーチャーン : ベース、シンセ・ベース
   ゲーザ・バールヴェルディ : キーボード
   ヤーノシュ・ヴァルガ : ギター
   ミクロース・ザレチュキ : ボーカル