スポニチアネックス [4/29 18:17]
力は出し切った。騎手、調教師、そして馬自身のG1初制覇がかかったクリンチャーは、折り合い重視で先団の後ろから。前走とは打って変わってスムーズな追走だ。勝負どころで内から差を詰めて直線へ。一瞬は前を捉えるか、のシーンがあったものの、最後は同じ脚いろとなって3着。騎乗停止中の武豊に代わって“代打”を務めた三浦は、納得の表情で振り返った。
「最初は理想の位置を取れなかったけど、その分、リラックスして走れましたね。あとは馬の気分で。3~4角は(内に)潜り込みたいと思っていたし、最後は上位2頭に競り負けたけど、いい競馬ができました」
宮本師にも悔いはなし。「満点に近い乗り方をしてくれたけど、前に2頭いたね」と苦笑いを浮かべた。そしてレース後に今秋のフランス遠征が決定。「大山ヒルズに放牧に出して、武豊君でフォワ賞から凱旋門賞に向かいます」と明言した。同じくノースヒルズグループの所有馬で、13年に凱旋門賞に参戦したキズナと同じくパスカル・バリー厩舎に滞在して、世界の頂を目指す。
クリンチャー(鹿毛・牡4)
2014年3月10日生
父ディープスカイ 母ザフェイツ
母の父ブライアンズタイム
馬主
前田幸治
調教師
宮本博(栗東)
生産者
平山牧場(新冠町)
馬体重《488キロ[+2]》
この馬にとっては馬場が良過ぎたかも知れませんが、直線、前を飲み込もうとする気概は見せましたし、皇成騎手も一定の務めを果たせたと思います。秋の仏遠征、順調に進められるといいですね。