自身がつっかけ、2度目で成立した立ち合い。豪栄道は前傾姿勢を保ち、左を差して走った。隠岐の海に回り込まれた際に右の一枚まわしを引き、土俵中央へ。懐の深い相手に体勢を整える時間を与えず、上手出し投げで料理。土俵下に落ちた今場所の主役を仁王立ちで見下ろした。
期するものがあった。隠岐の海は6日目までに2横綱3大関を撃破。最後のとりでの自分に勝てば、出場6人の上位陣に全勝となり、昭和以降で最多の快挙だ。相手の記録は「気合が入っているから気にしない」と言い、「負けないと思っていった」。言葉通りの取り口で大関の意地を見せた。
無敗対決を制して7連勝とし、かど番脱出へあと1勝。
この1年は右手首と右太ももの負傷に眼窩(がんか)骨折などが相次ぎ、「ぶっつけ本番みたい」に臨んでいた。しかし、今場所前は日馬富士らと精力的に稽古。その成果がうかがえる。
よほど充実感があったのだろう。普段は簡潔に応じる豪栄道が珍しく多弁だった。単独トップに立っても「先のことを考えると硬くなる。勝っても負けても悔いのないよう、その日の一番に集中したい」。引き締まった表情を変えなかった。
今日の取り組みは案外あっさりだったなぁ…と思ったけど、素人目だからそう見えただけかも(笑)
でも、今場所の豪栄道関の充実ぶりは凄い。
心身共にみなぎっている感じが伝わるね。
ちょっとかわいそうだったのは…隠岐の海関が負けたから場内のトーンが一瞬下がった事かな(笑)