Domaine Potel Bourgogne Chardonnay 2007 -2
ドメーヌ・ポテルのブルゴーニュ・シャルドネ2007 を再び開けました。
コスト・パフォーマンスに優れたいいワインです。
今回はグラスの影響について書いてみたいと思います。
準備したグラスは、リーデルのヴィノムシャルドネ(左)とヴィノムモンラッシェ(右)です。
前回は左のシャルドネグラスで飲みましたので、今回はモンラッシェグラスでもトライしてみました。
まずは、シャルドネグラス。前回と同様、ふわっとしたテクスチャー、ミネラル感。美味しいです。
次に、モンラッシェグラス。・・・・あれっ、おかしい。あまり美味しくない。なんか貧弱な味。どうしちゃったんだろう。
落ち着いて比較してみて、素人考えですが、こういうことなのではないかと思いました。
つまり、
・ワインには味わいのヴォリュームというものがあり、たとえば、ブルゴーニュ・シャルドネはそのヴォリュームが
小さく、バタール・モンラッシェはそのヴォリュームが大きい。
・グラスは、ワインの味わいの広がりを決めていて、シャルドネグラスで飲むと、味わいの広がりが小さくなり、
モンラッシェグラスで飲むと、味わいの広がりが大きくなる。
・味わいの広がりが決まると、味わいのヴォリューム次第で、味わいの奥行が決まってくる。
・この味わいの広がりと奥行きのバランスが良いと美味しいと感じる。
のではないかと。
だから、ブルゴーニュ・シャルドネをシャルドネグラスで飲むと、味わいの広がりと奥行きのバランスが良いので美味しいけれど、モンラッシェグラスで飲むと、広がりがあっても、奥行きがなさ過ぎて貧弱な味わいになってしまうのでしょう。シャルドネグラスの形やサイズは、ブルゴーニュ・シャルドネのようなヴォリュームのワインを飲むのに適しているってことなんですね。いやー、グラスって重要ですね。
次は、グランクリュでこの比較をしてみたいですね。実験は一口だけにして、あとは美味しい方のグラスでゆっくり飲みますが・・・。実験完了したら、レポートしますね![]()
飲んだ日:2009.6.7
購入店:マルシェ・ド・ヴァン 銀座
価格:\3,780(定価)→\3,024(会員価格)
Domaine Des Valanges Saint-Veran 2007
サン・ヴェラン2007を開けました。
作り手は、ドメーヌ・デ・ヴァランジュです。
その日はお疲れで家にずっといたので、いつの間にか夜になり、買い物に行きそびれてしまいました。それで、家にある食材と合わせやすそうなワインにしました。
氷水に浸けていたのでラベルが濡れて変色していますが・・・
若干緑がかった薄いレモンイエロー。黄桃や西洋梨、白い花の香り。
結構酸が立っています。2007年ものは皆そのような感じのものが多いような気がします。サン・ヴェランだけあって、ヴォリューム感もあります。コクのあるワインです。後味に苦味を感じるのは、ミネラルが豊富だからでしょうか?食事とは合いそうです。
食事は、家にあった缶詰でつくりました。家にあるもので何とかするのはPuligny妻の得意技。
選んだのは、甲殻類系です。
キャンベルのロブスター・ビスク
結構濃厚な味わいで、甲殻類の旨みが凝縮されたスープです。キャンベルのスープっていいですよね。もう少し高級なワインの方が良かったのかもしれませんが、サン・ヴェランもなかなかのマリアージュを演出してくれました。
紅ずわいがにのトマトパスタ
紅ずわいがにとサン・ヴェランを合わせると、サン・ヴェランの苦味が消えてマイルドになりました。お互いに溶け込む感じです。このマリアージュは結構好みです。
家にあったワインと家にあった缶詰の食材でマリアージュを楽しめました。
なあんか、まったりとして、よかったなあ![]()
飲んだ日:2009.6.27
購入店:エノテカ(通販)
価格:定価\2,625 (他のワインも入ったお得な6本セットの中の一本なので、実際は15%引きくらい)
Chateau Talbot 1986
シャトー・タルボの1986年を開けました。
漫画「神の雫」で、同年のシャトー・ラトゥールよりも良いと評価されていたワイン(第7巻P83)。
期待できますね。
エノエカ広尾本店さんで、シャトー・タルボのオーナーである、ジャン・ポール・ビニョン氏を囲んでの試飲会がありました(カイユ・ブランは'06のみ、赤は'05'、04、'02、'00、'96、'85)。その時飲んだ中では、96が最も良かったと思います。試飲には出ていなかったのですが、店員さんに聞いて一本だけ残っていた86を入手。ビニョン氏にサインをして頂きました。ビニョンさんも「これはいいぞ」と言ってくれました。
液面は結構下がっていますね。
カビの生えたコルク表面。
さすがにいいコルクです。長くてしっかりしています。
さて、どうだったでしょう。
カシスやプルーンのジャム、黒コショウ、グリルした肉、乾燥した肉、ダーク・チョコレート、オレンジの皮、腐葉土。
若々しさと熟成の共存。試飲会で飲んだ'85は結構熟成していましたが、これは違います。'86の特徴と思われる強めのタンニンと酸が健在です。完璧なバランスを持っています。浮かんだイメージは・・・
「気の置けない仲間が集まって、賑やかな食卓を囲んでいる。今日は豪華な食事だ。みんなで楽しもう!」
素晴らしいワインです。でも、なんていうか、やはり4級なんですよね。1級シャトーの味わいとは違います。
その違いはスケール感です。ラトゥールなどの1級に比べると、このタルボはまとまりはありますがこじんまりしているのです。そして、かの長大な余韻もないのです。実はラトゥールの'86を飲んだことがありません。'82と'88~'03までは飲んだことがありますので、それとの比較です。
「神の雫」ではタルボ'86が3,000円台で買えるとか書いてありましたが、まったく、冗談じゃないです、一桁違います。そりゃ、3,000円台だったら確かに素晴しいですよ。まあ、そういう意味もあって、コストパフォーマンスは最悪ですね。
まあ、気を取り直して、マリアージュと行きましょうか。
いいワインということで、フィレステーキにしました。何と珍しい、長崎牛です。
「西海のフィレ肉」
なんか、食欲をそそる色ですねー。霜の降り方が美しいです。
ステーキ専用に使っている、フィスラーのフライパンをかなり加熱して、牛脂を溶かして、一気に焼きます。
焼き加減まあまあ。非常に柔らかいです。旨すぎます。今思い出しても唾液が分泌されてしまいます。
長崎牛って、知らなかったけれど、レベルが高いんですね。
ワインとの相性、素晴らしいかったです。上品なサシの入った長崎牛の味わいと適度に熟成したタルボのヴォリューム感となめらかなタンニンは、合って当然ともいえる組み合わせでしょうか。
次はチーズ。
グリュイエール・チーズとスティルトン
グリュイエールはアミノ酸の結晶が表面に析出しており、濃厚な味わい。いい出来です。
スティルトンはミルキーで、青カビもマイルド。
ワインとの相性は、いい線行ってます。特に、いいスティルトンは、いいボルドーによく合いますね。青カビがキツいスティルトンだと、ポートなんかとは何とか行けますが、ボルドーとは難しくなりますよね。このスティルトンは優しい味わいなので、良かったです。
タルボの件に戻りますが、どこかでびっくりするくらいに良いと評価されると、期待が大きくなり過ぎます。
あまり期待しないで飲んだら、また違った感覚になったのかも知れません。
先入観って、怖いですね![]()
でも、ワインが凄過ぎなかったせいか、マリアージュは本当に素晴らしかったです。
飲んだ日:2009.3.15
購入店:エノテカ広尾本店













