骨格の歪みは骨の問題!?
骨格が歪んでいると聞くと、骨の歪みを治さなきゃ!と考えがちですが、そもそも骨格が歪む原因って骨の問題ではないんです。
骨格が歪んでしまう原因とは!?
骨格の歪みを引き起こす原因は骨と骨を繋いで理想的な位置に安定させる役割を担っている筋肉や靭帯などの軟部組織で、多くは筋肉に問題があります。
想像してみてください・・・
ガイコツの骨模型って支えがないとぶらんぶらんで骨の位置が定まらない状態ですよね?
骨のまわりに筋肉が付くことによって骨組みがしっかり固定されて安定するんです。
骨格を理想的な位置で安定させるためには
骨格を理想的な位置で安定させるために需要なこととは?
①筋肉の柔軟性
②骨格を支える各筋肉の前後左右の張力・筋力バランス
③身体の使い方(日常における姿勢)
骨格が歪んでいる人は身体の使い方の癖(姿勢の悪さ、足を組む、身体を捻っているなど)によって、ある部分の筋肉が硬くなり、柔軟性が無くなることで他の筋肉との張力バランスが崩れて理想的な位置で骨格が安定しない状態になっています。
※骨格の理想的な位置とは
関節の機能を十分発揮できる位置関係にあること、また正しい関節可動性があること
鍼治療によるアプローチ法
骨格の歪みの原因となっている柔軟性の無い硬い筋肉へ鍼をすると筋肉内の血流が良くなり、筋肉の柔らかさが出てきます。その結果、関節の動きが最大限引き出されます。
関節の動きが良くなることで骨格の歪みも自然と取れてきます。
鍼ならでは!マッサージや整体との違いとは
骨盤矯正、姿勢矯正というとマッサージ、整体をイメージする方も多いと思いますが、骨格の矯正には筋肉へのアプローチが必要ということをお伝えしてきました。
ではマッサージや整体と比べて鍼治療の最大の特徴は何かというと直接筋肉内にアプローチできるということです。それが鍼の魅力でもあります。筋肉は皮膚に近い浅層部から深層部までいくつかの筋肉が重なり合っていて、それぞれに厚みや深さがあります。その為、鍼は皮膚表面から手指では届かないところまでダイレクトにアプローチが可能です。深層筋に対して手指だと強い圧をかける為、浅層筋に対しては過剰な圧が掛かってしまいます。過剰な圧が掛かり過ぎると筋肉は柔らかくなるどころか揉み返しの炎症症状が出てしまうとかえって硬さが増したりします。鍼の場合は刺す深さによって浅層筋に対しても深層筋に対しても同じ刺激量でアプローチが可能です。また筋肉の硬さと一言に言っても同じひとつの筋肉でも筋線維が柔らかいところと硬いところがあったりするので、その硬く縮まった筋線維の硬結を狙って鍼をすることで一瞬にしてほぐれてきます。部分的な筋肉の硬さを細かく取り除いていける繊細なアプローチが行えるのも鍼治療の特徴です。


最後に
身体の使い方には人それぞれどうしても癖が出てきてしまうもので、骨格の歪みも生じてきてしまいます。骨格の歪みは身体のさまざまな不調に影響を及ぼすので、普段から姿勢を意識したり、ストレッチをして筋肉の柔軟性を保つ努力も大切です。ご自身ではうまく解決できないこともあると思いますし、歪み自体を自分ではなかなか把握出来ないこともあるので、定期的にケアをすることで安定した状態を維持しやすくなります。
ご自身の身体の状態が気になった方はぜひ当院へご相談ください。
渋谷 表参道 心地よいはりとお灸
プラマ鍼灸治療院
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