「退院おめでとうございます。」ようこさん（仮名）にお出ししたんは、市販のチャーハン。好物の柴漬け、と ねぎを彩りにしました。
「まぁきれいやわ。」「他にも何か作りましょうか？」「夕方は、娘がお寿司を持って来てくれるから、大丈夫よ。」「食欲が戻って、嬉しいです。」「病院のご飯は味が無くて。90まで生きたんよ。好きなもん食べさせて欲しいわ。」ひと月前。
高熱が続いていたようこさん。入院前に私の手を握り、弱々しく言いました。
「ぷくぷくちゃん、今までありがとう。あの世に行ってもあんたのことは忘れんからね。」
「そんなこと、言わんといてください。早いお帰りを待ってます。」あの日、ようこさんのおうちの近くの素戔嗚スサノオ神社におまいりして、ようこさんがお元気になりますようにと祈りました。
神様、ようこさんが元気にお戻りです。
ありがとうございます。
これからも、どうぞお守りください。
見上げた鐘に、ハート♪
うれしくなって、にっこり♪
「よう、おまいりです。」神社の奥さんが声をかけてくれました。
ここの奥さんはいつも笑顔でお迎えくれはります。
「嬉しいお知らせがあるんです。」先日、あびこ観音におまいりしました。その時に、私のね御朱印を見はった社務所の女性がね、、ここの素戔嗚神社の御朱印をめっちゃステキやと言わはりました。
「まぁ、嬉しいです。」
素戔嗚神社の御朱印は、毎年、デザインがかわります。今年は素戔嗚尊の八岐の大蛇退治です。
御朱印の絵は奥さんが考えておられるんです。
「素戔嗚尊神社は、どこにあるん？て聞かれてね。御堂筋線の江坂と緑地公園の間ですって、お伝えしました。」「ありがとうございます。来年の御朱印も、今、考えてます。」「楽しみにしています。」「嬉しい言葉をありがとうございます。」「御縁をありがとうございます。」
昨年の秋に、ようこさん宅に伺うようになったんやなぁ。
ご利用者様がいてくれるから、この神社を知り、おまいりさせてもらえたんやと。
ご利用者様が長年住み慣れたご自宅で、過ごせるように、訪問ヘルパーとして、努めようと思いました。
さて、今日も笑顔をお届けします。
