純白のエンジェルトランペット
明子さんのマンションの下のお庭で、エンジェルトランペットに会えました。大きく広がった真っ白な花びらが美しい。
憧れのシルバーヘアと、私の「金髪(?)」問題
その日は入浴介助でした。明子さん、浴槽への跨ぎも良好。ふらつきもなくお風呂を楽しみはりました。
ドライヤーも喜んでくれはりました。
明子さんが言う「懐かしの不良ワード」
「私もね、髪が 白くなってきたのはここ4、5年よ。80歳を過ぎてからかしら。私も 白と黒の混じってんのが嫌でね、オキシドールで染めたろかと思ってたほどよ」
「えっ!明子さん、オキシドールって、傷の消毒液の?」
「あらあ、オキシドールはね、昔の不良の脱色の定番よ。」
「髪に悪そうやから、ためしたことないけどね。昔のツッパリが使ってたと聞いたことがあるよ。」
まさか明子さんの口から「不良の脱色」「ツッパリ」なんて言葉が出てくるなんて、びっくりしました。
そこから話は、昔の懐かしいドラマのお話へ。
「そういえば、最近は不良を見ないわね。昔はいたわよね? 床掃除ができそうなほどのなが~いスカートを履いて、うすっぺらなカバンを持って、パーマを当ててた高校生。」
イラストを描いてお見せしたら明子さんに大受けでした。
「ぷくちゃん、今、こんな格好しな不良って居らんよね?」
「昔のツッパリさんも、還暦くらいですかね?」
「そうやね、みんな大人になってるわね。還暦でこの格好してへんわね。あははあはは。」
明子さんの笑いが止まらなくなりました。
「明子さん、笑顔が嬉しいですが、コルセットをつけてから笑ってくださいな。」
「あなたは そんな格好したことないでしょ?お母様も宝塚ファンやしね。」
「頭におリボン。裾にフリルのワンピースを着せられてました。母とおばあちゃんの趣味です。」
「なが~いスカートは?」
「無いです。京都の古い小さな町で もし、そんなんしたら、おばあちゃんに 追い出されますぅ。」
私の「聖子ちゃんカット」時代
「私の通ってた学校では、松田聖子さんの聖子ちゃんカットが流行りました。」
何色でも来てくれたらほんでええ
「ぷくちゃんの今の明るい色、宝塚みたいで ええわよ。今度、黒燕尾を着て踊ってよ。」
「あはは。立体的な顔やない平面顔の私がそんなことしたら、それこそ、宝塚ファンのお人たちに叱られます。宝塚に出入り禁止になりますわあ~。」
「平面顔って、あははあはは。」
「私の顔で魚拓取れそうですもん。」
あははあはは
明子さんの笑顔が大好きです。
ふと真顔になった明子さん。

