「銀河鉄道の父」が映画化されると知り、学校図書館でのことを思い出しました。
学校司書をしていた時、その年に直木賞を受賞した門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』の本を図書館に入れました。
残念ながら、あまり手に取る子はいなかったけれど、「この図書館には読みたい本がない。」と言った女の子が借りて行きました。その女の子は夢野久作さんの本を入れてほしいと私に話してくれたのですが、諸事情により入れることができなくて…
お母さんも買ってくれないと言ってたけれど、あの時の彼女もすっかり大人になって、読みたかった本を読むことができたのかなあ…
そして私は『銀河鉄道の父』を読んでなかったので、さっそく映画を観に行って来ました。
タイトルにもあるように、主人公は父政次郎ですが、長男である宮沢賢治を溺愛する様子と共に、映し出される賢治の生い立ち。
賢治は決して勉強ができるわけではなかったこと、やりたいことが見つからず親に金の無心をしていたこと、病に倒れた妹のために物語を書き続けたこと…
賢治がこの世を去ってからも、たくさんの人に読み継がれている物語や詩に、改めて触れてみたいと思いました。
役所広司さん、菅田将暉さん、森七菜さん、そして坂井真紀さんの演技が素晴らしかった…
話は変わりますが、ブログのタイトルを変更しました。
これからものんびり投稿ですが、よかったらお付き合いください
よろしくお願いします