柳湯 解体現場から最後の姿 | 京都はんなりロマンチカ

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3年前廃業した左京区菊鉾町にあった

レトロ銭湯 柳湯

下矢印下矢印下矢印

 

ついに解体工事が始まってしまいました

 

丁度お昼に通りがかったので

 

休憩に入られる作業員さんに

許可をもらって撮影させてもらいました

 

 

 

既に男湯と女湯の壁は

取っ払われていて

 

まさにこれからあの美しかった

平安神宮庭苑を模したモザイクタイルの

解体に入るところでした

 

美しいタイル絵に感動したり

服を脱いだり、髪を乾かしたりした

あの日のあの場所がここだなんて

俄かに信じられなくて

 

どちらかと言うと

今この瞬間この風景を眺めていることの方が

夢なんじゃないかって気すらしてくるんです

 

 

 

この窓にスマホを押し当てて

誰もいない風呂場の写真をこっそりと

スノウアプリで撮った瞬間のことも

 

柳湯に柳のタイル!と心躍らせた瞬間のことも

つい最近のことのように

はっきりと思い出せるのに

 

これが見納めのひと時だなんて

理解が追い付かなくて

どこをどう撮ったらいいのかもわからない

 

男湯の方の泰平閣橋殿のタイルは

真ん中の一部を切り取って

保存して下さった方がいるようです

 

浴室内部

 

浴槽は落ちてきた廃材で埋もれていました

 

柳湯の熱過ぎた浅風呂と深風呂

女神の給水口も撤去されていました

保存されているといいな

 

そして一番奥の温めの岩風呂

 

この浴槽の底に敷かれているタイルには

可愛いカニタイルと貝のタイルが

嵌め込まれていたんです🦀

 

土を掃いて撮影してこなかったことを

今もめちゃくちゃ後悔してる泣くうさぎ

 

90年近くもの間

この土地にどっしりとその姿を構え

地域の人々に愛されてきた銭湯だけど

終わりを迎える瞬間は

こんなにもあっけない

 

 

 

 

 

短いけど動画も残したよ

 

翌日にはここまで解体が進んでいた

 

一日出遅れてたら

あのタイル絵も見られなかったし

浴室の写真も残せなかった

 

 

 

 

 

危なくて近付けないから

この日は外からだけ撮影

 

 

 

 

 

この後の解体の様子も見に行ってきたので

また続きUPします