2020尾道への旅 その13 ∼『時をかける少女』深町くんの家と長江通りレトロな街並み∼ | 京都はんなりロマンチカ

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ワッフルのこもんを出て、長江通りです

『時をかける少女』で有名になった

梶山時計店の大時計は

相変わらず12時を指したまま止まっています

 

この時計も、ある日突然

消えて無くなってしまう日がくるのでしょうか・・・

 

深町君の家へと続く小道に入る曲がり角

和洋折衷な造りの『山城戸荘』

10数年前まで旅館をされてたそうです

 

山城戸荘(やまきどそう)外塀

 

周辺には廃墟が目立ちます

 

側面にトタンが張られてしまってるけど

窓といい、壁の色といい、素敵な建物

 

道端に突然タイルが現れるのもいい!

 

山城戸小の坂ををのぼっていくと

映画『時をかける少女』のロケ地の一つ

深町くんの家があるのですが

前回ここに来た時は、こんな感じで

坂の上に暮らすお年寄りのために作られた

『人待ち亭』という休憩所があったんですが

なくなってました

 

人待ち亭の横には敷地に入る為の門があったのに

これもなくなっていて

 

新たに作り直された入り口の無い塀で囲われてしまってました

 

門の先の、敷地に沿ったこの小道が

 

深町君の家を見下ろせる和子の通学路だと

ずーっと思いこんでたんですが

勘違いだったことがわかりました

 

和子の通学路は

さっきの入り口の門を入った敷地の中にあったんです

 

グーグルストリートビューで

今はなくなってしまった門の中の画像が見られました

左に写ってるのが門で、入って左を向いた画像です

 

門を背中に右を向いた画像がこれで

ここに写ってる細い道こそが

あの温室の見える、深町邸へと入っていく小道だったんです

 

これは、栗原川のロケ地や小川邸でお世話になった

ロケ地探しの名人が送ってくれた

グーグルの上空から見た深町邸があった敷地全体の画像です

(右下の建物26は、山城戸荘)

下に、人待ち亭と入り口の門が見えます

 

画像の左上に写る長い集合住宅の真ん前の空き地が

深町邸だと思ってたけど

実際はこういう配置だったんです

 

さっきのこの道の奥左に集合住宅があります

(時かけファンにしか絶対わからんブログw)

 

で、前回集合住宅の前から敷地内を撮った写真がこれ

テーブルと椅子が置かれてる場所がそうだと思ってた

 

今回の写真です

(上の写真よりもうちょい奥から撮影)

グーグルの上空写真と比べてみると

左の井戸のちょうど向こう側に

深町邸へと下りていく木戸があったことになります

 

和子と深町くんの間に見えてるのが

木戸の屋根

 

実際は温室はおろか、木戸も母屋も庭も

面影すらも

何も残っていないのです

 

深町くんの家でのシーンは、1981年に亡くなった

森谷南人子(もりたになんじんし)という画家の

邸宅があった敷地内で、全ての撮影が行われました

 

邸宅があった敷地は『南人子さんとこ』という名で

サロンスペースとして使われているらしく

定期集会もされてるみたい

(門がなくなってしまった今現在の実情は不明)

 

『時をかける少女』の重要なキーワードとなる温室

 

映画用のセットだったため

撮影後には取り壊されたという話は有名ですが

 

張りぼてにしては良い雰囲気だなって思ってたら

 

尾道にあった廃病院の温室の骨組みを映画スタッフが借りてきて

組み直したものだったそうです

 

 

 

深町邸の母屋

 

雨の日、学校帰りの和子を二階の部屋に招き入れる深町君

 

古くて趣のある深町くんの自宅

 

母屋はいつ頃取り壊されたのでしょう

 

こちらのサイトに右矢印 80年代~90年代初期に撮影されたと思われる

『時かけ』ロケ地巡りの写真がたくさん載ってて

すっかり姿を変えてしまった集合住宅前の小道も見られます

 

深町邸

今は遠い日の幻

 

人待ち亭の向かい側にあった家も取り壊されていて

 

既に雑草だらけの空き地が広がっていました

奥に見える家も、間もなく・・・なんでしょうね

 

坂の上からは、挹翠(ゆうすい)通りと名前が変わり

 

竹藪の小道へと続きます

 

竹藪を抜けて二人が下りてくる山道も

もう面影はありません

 

長江通りに戻ってきました

 

何かのお店の跡かな

左隣にあった古い倉庫はなくなってました

 

尾道は洋風モダンな家が多い

 

 

 

長江通りにはこんな感じの家がたくさんあったんだけど

どんどん取り壊しが進んでますね

 

古井戸とお地蔵さんのセットも

尾道でよく見る風景の一つ

 

こうして朽ち果てていくんですね

 

この後、『時かけ』最後のロケ地巡り

タイル小路に向かいます

 

 

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『その12』右矢印

 

左矢印『その14』