橋本遊郭跡をゆく ~その3 多津美旅館∼ | 京都はんなりロマンチカ

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今も唯一、宿場町だった橋本で旅館業を営んでおられる多津美旅館さんに
お邪魔させてもらいました


休憩3000円と書かれているので
3000円払って内部写真を撮らせてもらうつもりだったのですが
お金はいらないと言われました


ここ多津美旅館は、遊郭時代ダンスホールだったそうです
玄関扉を開けた瞬間「うわぁぁぁ・・・」って声出た


すぐ右側の壁


廊下を右に曲がると、客室がある二階へ続く階段があります


残念ながら二階はお客さんが宿泊中だそうで、見せてもらえませんでした

下から撮った
建物全体の大きさからして、見えてない部分もかなり広そうです


階段奥の色ガラスの扉の奥は、現在は旅館の食堂として使われていますが


当時はここがダンスをしたり、お酒を飲んだりする部屋だったみたいです


ここで、客が気に入った女性を選んで一緒に踊った後に
二階の部屋に連れて行ったんだって(〃ω〃)


テレビと冷蔵庫の裏側にも、綺麗なステンドグラス


ひび割れや汚れは勝手に修正させてもらったんだけど
なんて色っぽいステンドグラスなんだろう・・・
薔薇の花とかショールに使われてるガラス、高そう


薔薇のステンドグラスの照明


夢々しい世界の中で踊る男女


壁のタイルも妖艶な感じがしますね


女性の顔は、長い時の経過で消えてしまったんだね


床のタイルはほとんど削られて消えてしまってましたが
端っこに一部残ってました


昔はこれが、ダンスホールへの入口だったそうです


二つの照明が灯され、奥から漏れる灯りでこのステンドグラスの入口が
美しく照らされていた夜を想うだけで、夢心地になります

素敵なひと夜をお客に提供するために
女たちは化粧をして着飾り、色ガラスやモザイクタイルに灯りを当てて
最大限にロマンティックな演出をしていた時代があったんですね





妄想の世界にどっぷり浸りながらの撮影でした







 


食堂の冷蔵庫とテレビの裏側にあったステンドグラスを外から撮影


この窓も、夜に見てみたいなぁ


多津美旅館さん、気持ち良く撮影させて頂いて、ほんとに感謝です

メインストリートを最後まで歩きます
多津美旅館をもう少し北方向に進んだ右側


1階の屋根に鐘馗さん


ここも鯉の透かし彫りが入った格子窓





タイル


突き当り左側の家




 
そして、メインストリートの突き当りの歯医者さん跡


ここを左に曲がって淀川に出ます
その4に続く