ネモフィラのお花がお庭で咲きました。
昨年の秋に種をまきました。
芽が出て、すくすく育って、
かいじゅうの赤ちゃんの手のひらみたいな
まるいぴこぴこ葉っぱがいっぱいのまま、
冬を越しました。
春になっても、
葉っぱが生い茂ったままで、
お花、咲くのかな・・・と
おもっていたら、
ある朝、ふと見ると、
青いつぼみがひとつ、ふたつ…、
それから、ゆっくり、咲きました。
今ではすっかり、満開です。
ブルーとピンクのわすれなぐさです。
毎年まいていた「アルペストリス」という種が
昨年はなぜだか見つからなかったので、
今年は苗を買いました。
青いわすれなぐさ。
ちいさな頃から、
大好きなお花です。
ロベリアが、葉っぱのまま冬を越して、
また咲きました。
暖冬だったからかもしれません。
いちごみるくみたいな
デイジーのお花です。
ネメシアのお花です。
黄色と白はすこし大ぶりのお花で、
ハルディンさんという園芸会社の
「ネメシア・モフモフ」という
園芸品種なんです。
たしかに、花びらが「もふもふっ」、
と、していますね。
もふもふ・ホワイトさんです。
もふもふ・イエローくんです。
ピンクと淡いひよこ色のグラデーションを
見ただけで、泣いてしまいそうだけれど、
きっと、大切な悲しみです。
生きているあいだに、
それほど大切な存在と
出逢えたのだもの。
ハーブの新芽がいっぱい出ています。
あちこちから、
新芽やつぼみが芽吹いているのを見て、
いのちがめぐっているのを感じています。
今年ほど、せつないきもちで
桜の花をながめた春は
はじめてかもしれません。
天国に旅立ったぴなちゃんのことで、
まだ、ふとした瞬間に、
ほろほろなみだがあふれることが
あるけれど……、
お見送りしたときのぴなちゃんの表情が、
おだやかで、やさしい寝顔だったことが
すこしだけの救いです。
ぴなちゃんのいのちが、
しあわせでありますように。
もし、どこかで生まれ変わっても、
ぴなちゃんがしあわせでありますように。
ぴなちゃんが最期まで生きようとして、
きちんと前を向いて、
未来へ旅立っていったように。
あなたと、またいつか会えたら、
はずかしくないように。
ぴなちゃん、わたしもがんばるよ。
