ありがとう、ぴなちゃん・・・。 | ひなたぼっこの縁側で

ひなたぼっこの縁側で

ひだまりの庭に遊びにいらしてくださって ありがとうございます♪
うつくしいものと出逢ったこと、こころ動かされたことなどを、
ゆっくりペースで つづっています。

 

 

青空がきれいな、

 

桜が満開の季節になりました。

 

 

 

 

のんびり過ごすお昼下がり、

 

トコトコ歩いてきて、

 

わたしの手の上に

 

のぼってきた

 

つい最近のぴなちゃん。

 

 

目をにこっと細めて、

 

こっちを見てくれました。

 

 

 

 

大切なお友達で、大好きな家族の、

 

アキクサインコの ぴなちゃんが、

 

桜が咲く前に、

 

天国に旅立っていきました。



7才2ヶ月まで、生きてくれました。


ありがとう。

 

 

 

 

1才の冬にお迎えした時は、


手に乗れない「観賞用」の鳥さんとして


ペットショップにずっといて、


ほとんど動かず、じっとしていました。



それでもなんだか、


何度もお店に見に行って、


「この子ですよ……」と、


呼ばれているように感じたのです。



 

おうちに来てから、どんどん元気になって、


手にもゆっくり慣れてくれました。



そろそろ、心の準備にと

 

鳥さんの老いじたくの本を読んだり、

 

健康管理も工夫してきたつもりでしたが、

 


つい最近まで、


元気に飛んだり遊んだりしていたので、

 

どこかで安心してしまったのかもしれません。


ぴなちゃんは、ずっといてくれるって。

 

 

ごめんなさい、ぴなちゃん。


 

ほんとうに、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

ほんの数日前まで

 

おとたんの手の上で

 

くつろいでいたぴなちゃん。

 

 

 

様子がおかしくなったのは、


病院が休診の日曜日でした。



鳥さんを専門に診てくれる病院は近くになく、


病気の本を調べたり、相談したりしながら


おうちで、あたたかくして、


手からごはんを食べさせて、

 

ぴなちゃんのお世話をしました。

 


保温したケースに入れるときも、


わたしの手のひらに乗ったままで


いようとしていました。


 

夜、夫が帰ってくると、

 

えさ箱のところまで自分から来て


ごはんをぱくぱく食べ始めたので


ちょっと良くなったのならいいのだけれど……

 

早く明日の月曜日になってください……と、

 

お祈りしながら、夜明けを待ちました。

 

 

翌日、冷たい雨の中、急患で

 

鳥さんを診てくれる病院へ連れていったら、

 

お医者さまは応急処置をしてくださったけれど、

 

入院しても、どうなるか……と言われて、


お薬をもらって、連れて帰って……、


おうちで看取りました。

 


お医者さまは、はっきりとはわからないけれど、


肝臓が弱っていたのではと言われました。




目が真っ赤に腫れるほど

 

泣きました。

 

 

お庭の南天の木の下に、


炭や石灰や腐葉土を入れて、

 

ぴなちゃんの眠る土の上に

 

青いお花の咲く

 

ハーブの苗を植えました。

 

 

 

 

 

 

いっしょにたのしいこと、

 

たくさんあったね。

 

 

おもしろいこと、わらったこと、

 

いっぱいあったね。

 

 

6年間、ほとんど毎日

 

ごはんの時間、

 

いっしょにたべて

 

おいしかったね。

 


キッチンで、お皿を洗っていたら


うしろでかわいい声で


さえずってくれていて、


うれしかったよ。


 

あどけない瞳で

 

近づいてきてくれて

 

こころを温めてくれたね。

 


あんなに怖がりさんだったのに、


少しずつ、手に慣れてくれて、


ちょっとずつ、勇気を出して、


近づいてくれたのね。

 


生まれてきてくれて、ありがとう。


おうちに来てくれて、ありがとう。





 

ありがとう。

 

ありがとう、ぴなちゃん。

 

 

 

こころは、いつも、いつまでも、

 

いっしょだよ。