「好き」と「楽しい」の原動力……「Count me in 魂のリズム」 | ひなたぼっこの縁側で

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ひだまりの庭に遊びにいらしてくださって ありがとうございます♪
うつくしいものと出逢ったこと、こころ動かされたことなどを、
ゆっくりペースで つづっています。

 

Count me in 魂のリズム」という

 

音楽ドキュメンタリー映画を観ました。

 

 

ロックのドラムス担当、

 

ドラマーの人たちをとりあげた

 

珍しい視点の音楽ドキュメンタリーです。

 

 

ジャズのドラム、ドラムマシーンについても

 

言及されています。歴史を追いながら

 

時代ごとの音楽への影響もうかがえます。

 

 

 

音楽に関するドキュメンタリー映画や、

 

ライブ映像を観るのが好きなのです。

 

 

これも参考に、と、軽い気持ちで観たのですが、

 

これが、最近観た音楽関係の映画のなかでも

 

秀逸な作品でした。

 

 

クイーンのロジャー・テイラーや

 

ピンク・フロイドのニック・メイソンなども

 

登場していて、ドラムスを始めたきっかけや

 

感銘を受けたドラマーについて語っていました。

 

 

この人たちがバンドについて話しているのは

 

よく見かけるけれど、

 

ご自身のドラムについて、ここまでゆっくり

 

語っているのを見るのは

 

意外と珍しいかもしれません。

 

 

 

 

リンゴ・スター、ロジャー・テイラー、

 

デイヴ・グロールなどのドラムのセンスが

 

わたしは特に好きなのですが、

 

それぞれのスタイルについても語られていて

 

興味深かったです。



(☆ちなみに…、


リンゴ・スターのドラムについて


きめ細やかに分析しつつ、わかりやすく


解説されている動画があるのです。



おすすめです☆)




知らなかったドラマーさんたちの話も

 

おもしろく、

 

ドラム専門のお店の様子や

 

ドラムセッションのシーンや

 

ほのぼの笑えるエピソードもあり、

 

観た後に、前向きな気持ちになれた、

 

テンポのいい楽しい映画でした!

 

 

 

 

 

パンフレットには、登場したドラマーの紹介、

 

各ジャンルのドラマーの相関図、

 

映画の内容を補完するような、

 

ドラマーについての解説、そして

 

マーク・ロー監督による本作の

 

プロダクション・ノートが

 

載っていました。

 

 

 

プロダクション・ノート

 

「マーク・ロー監督は語る」では、

 

映画を撮ることになった、きっかけや

 

経緯の一端をうかがうことができます。

 

 

観た後の映画の奥行きが

 

心の中でさらにひろがっていきました。

 

 

2014年から、あるきっかけをもとに、

 

ドラムのサンプラーを

 

作成しようとしたことから始まり、

 

チャド・スミスとロジャー・テイラーが

 

最初の頃にまず、

 

インタビューに応じてくれるように

 

なったのだとか。

 

 

それぞれのスタイルの違いに驚いたことが、

 

この映画を作る動機になりました。

 

「その過程で私は、ドラマーたちを駆り立てる

 

ものは何なのかということに魅了されることに

 

なりました。」

 

 

「ドラマーの遍歴についての映画を作ったら

 

どうだろう? ドラムそのものではなく、

 

ドラマーたち、そしてドラムが、

 

彼らにとって何を意味するのかを

 

中心とした映画を。」

 

 

ドラム専門誌の編集者の力添えもあって

 

徐々にたくさんのドラマーたちが

 

この映画のために、インタビューに

 

協力してくれるようになりました。

 

 

 

 

 

ところが、編集したものを観てみると、

 

「つまらなく」「教育的で、活気がなかった」

 

と感じたため、いったん中断し、

 

アイデアを考え直すことにしたのだそうです。

 

(ここで立ち止まる監督さん、えらい)

 

 

 

そして、再出発のヒントとして

 

ある朝、目覚めた監督さんの心に

 

思い浮かんだのは、

 

チャド・スミスがインタビューの中で

 

語っていた言葉でした。

 

 

「ドラムを叩くのは楽しい!」

 

 

 

 

 

 

このプロダクションノートを読んで、

 

この映画のおもしろさの中心軸に気づきました。

 

 

「楽しい」「好き」という

 

無敵のエネルギー源、生きる原動力を

 

軸にして描かれているのですね。

 

 

「ドラムが大好き、一日中でも叩いていたい」

 

と語る、潔くかっこいい女性ドラマーたち。

 

(特に、ジェス・ボーウェンという

 

若い女性ドラマー、ファンになりました!)

 

 

 

お鍋やフライパン、家じゅうのものを

 

夢中に叩いていた子どもの頃の話、

 

 

初めておもちゃのドラムセットを

 

買ってもらった時のうれしかったこと。

 

 

敬愛するドラマーの演奏に

 

心が揺さぶられた経験。

 

 

 

「とにかく好き」「楽しいから」と

 

うれしそうに語る

 

さまざまなドラマーたちの幸福感が、

 

きっと、観ているこちら側にも

 

伝わってきたのだと思います。

 

 

 

 

 

同じ映画館で、

 

上映される音楽の映画いろいろ。

 

 

「アップリンク京都」は、

 

烏丸御池の新風館の地下にあるミニシアターで、

 

時々こうした映画があって、

 

楽しみに観ています。

 

 

(観たい映画がたくさんある時期は、

 

いつでも割安で観ることができる

 

メンバーズに登録して観ています)

 

 

 

昨年は、リンダ・ロンシュタットの映画や

 

ローレル・キャニオンのムーブメントの

 

映画などを観ました。

 

 

 

 

カウンターとチケット売り場です。

 

ベンチやお椅子もあります。

 

 

 

 

パンフレットや、ドリンク、おやつなどが

 

販売されているカウンター。こちらの、

 

ジンジャーエールやカモミールティーが

 

おいしくてお気に入りです。

 

 

新旧の映画のパンフレットや映画関連の本、

 

雑貨なども販売されています。

 

 

奥にギャラリーがあって、

 

映画が始まる前のひととき、

 

静かにのんびり眺めています。

 

 

 

 

たまのおでかけで、音楽の映画を観るのが

 

わたしにとっての

 

「好き」「楽しい」のひとつかな?

 

 

街を歩いて、てくてく帰ってきたら、

 

また、日々の暮らしをがんばろうと

 

エネルギーがチャージされるみたいです・・・♪

 

 

 

 

 

・・・・おまけ・・・・

 

 

この映画館のあるビルの、ほかのお店も

 

すこし探検しました。

 

 

 

こけ玉やいろんな植物がいっぱいの

 

カフェとグリーンのお店、

 

(This is)shizen 」。

 

 

 

高い天井と、ひろがる緑が心地いいお店です。

 

 

 

 

 

「旅」をテーマにした雑貨屋さん、

 

トラベラーズ・ファクトリー 」の京都店。

 

 

 

 

旅に関する本、

 

旅ノート作りに役立ちそうな文房具や

 

鉄道グッズ、レトロなカメラなど、

 

男の子も楽しめそうな、渋くてかっこいい

 

(時々お茶目でかわいい)品揃えです。

 

 

 

 

 

 

ファーバーカステルの鉛筆と、

 

ベルギーのお菓子の缶を買いました。

 

 

レトロな缶(「カンカン」と呼びたいです)は、

 

手元でちょこっと、縫い物したいとき用の

 

ミニお裁縫箱にしようとおもいます。

 

 

 

 

映画館から地上に出たところに

 

緑いっぱいの中庭があります。

 

 

上の階はおしゃれなホテルになっています。

 

 

 

 

中庭を囲むように、お店が並んでいます。

 

 

 

 

映画館がある地下一階や、

 

地下鉄乗り場へつながる階段はこちら。

 

 

映写機や電車の形になった

 

案内板がかわいい♪

 

 

 

 

お水に樹々の枝がゆらゆらと映っています。

 

雨上がりのちっちゃな水たまりの水面上でも、

 

ひっそりと、ミニミニ・シアターが

 

上映されていました・・・☆

 

 

 

 

 

またね・・・♪

 

 

 

 

 

☆ 映画「Count me in 魂のリズム 」

 

 

 

 

 

 

☆ 雑貨屋さん「トラベラーズ・ファクトリー 」

 

 

 

 

 

 

 

 ☆ アップリンク京都 

 

 
レトロビル(元・京都中央電話局)の
 

新風館の地下一階にあるミニシアター

 

京都市営地下鉄 「烏丸御池」駅 南改札口直結