イタリア劇場〜やっぱり南イタリア人はおもしろい！

●　イタリア劇場〜やっぱり南イタリア人はおもしろい！

こんにちは。内山奈美です。

赤の他人とも気軽に挨拶や言葉を交わし、お喋りまで楽しむ人が多いイタリア、その傾向は南に行くほど強いようです。

レストラン、お店、車内等、そこかしこで繰り広げられるこれらのおしゃべりを私は「イタリア劇場」とよんでいます^^



先日、トスカーナ州への出張で使った格安航空会社（以下、LCC）の機内でも復路でイタリア劇場に遭遇しました。

２〜３時間もあれば周辺国を行き来できるヨーロッパは、LCCのメッカ。大手航空会社がカバーしていない路線を、LCCがカバーしていることも多く、人気です。



その名の通り、格安料金が魅力ですが。その分、多くのサービスに追加料金がかかることが多いのでご注意を。

例えば、カップルで並んで座りたければ座席指定料金がかかりますし、１列目の足を伸ばせる席に座りたければこれまた追加料金がかかる・・・という具合。



お友達同士で旅行を楽しまれたらしい３組のプーリア人。

搭乗開始時からかなりにぎやかだった６名様。座席予約されなかったようで皆様バラバラのお席です。それでもおしゃべりし続けているのでうるさいうるさい^^;



離陸後・・・１列目が３席並びで空いていたため女性陣が全員移動。おしゃべりに拍車がかかります。

程なくして機内販売で通りがかった客室乗務員に「こちらは追加料金２０ユーロのお席です」と注意されていました。



が、それしきでひるむおばちゃん軍団ではありません。あら〜知らなかったわ〜２０ユーロは払いたくないから元の席に戻るわね、と堂々としたもの（でも多分、確信犯）。



その後もお喋りし続け、機内販売で通路が通りづらいことを言い訳に「もう着陸まであと１５分だからいいわよね」と。結局＋２０ユーロX３シートに最後まで居続けました^^;



これだけだと、ただの図々しくてうるさいだけのおばちゃん３人組ですが。その後がイタリア劇場の本領発揮〜

着陸サインが出て客室乗務員がおばちゃん軍団の前に着席。すると今度はイケメン客室乗務員とのおしゃべり開始です！



ハンガリー人なのであまりイタリア語わかりません、という客室乗務員に

じゃあ、ゆっくりしゃべるわね

と話し続けるおばちゃん達・・・ゆっくり話してもわからないものはわからないよね^^;



「ハンガリー行ったことあるわ！　とってもキレイな街ね。そしてハンガリー人、親切な人が多いわ。親切、この伊語あなたわかる？　ホスピタリティーがすばらしいってことよ」

とゆーっくりイタリア語で話し続けるおばちゃん達。



降りる時も「ちょっとー座席番号２１列のそこの黒いシャツの青年、荷物棚から私のリュックをとってこちらに回して下さいな」と本来の席まで戻ることなく、荷物も無事回収。



安眠妨害されて最初はうんざりしていた私ですが。ここまでくるともうあっぱれ！　やっぱりイタリアおもしろいです〜

ま、眠れないのは辛いので、長距離フライトだったら、客室乗務員さんに注意してもらうと思いますが・・・



日本で開催のランチ会ではこういうイタリアの日常話の他、日本であまり知られていないプーリア伝統文化や慣習、学校制度等、毎回、様々な話題が飛び出していますよ^^



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