イタリア、プーリア州マルティーナ・フランカより~2020年のニュース | イタリア専門の旅行会社発、世界遺産に触れる海外旅行

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● イタリア、プーリア州マルティーナ・フランカより~2020年のニュース

こんにちは。内山奈美です。本年最後のブログとなりました。

南イタリア、プーリア州のマルティーナ・フランカの我が家から、年末特番のように今年を振り返ってみます。

今年は何といってもコロナで世界中が苦しみ、悲しんだ年。



イタリアはこの新型ウイルスの大きなダメージを、民主主義国の中で1番最初に受けた国。その対策は世界中から注視され、世界の実験台のような一面があったと思います。



そのような中、政府は民主主義国家で初めてロックダウンを行う決断をし、状況が変わるたびに速やかに対策し、市民も頻繁に変わる新しい法令を守っています。あのイタリア人が(驚)!



3/9にコンテ首相が発した、私は家で過ごします(Io resto a casa)、はそのまま法令名となり、stay at home、お家で過ごそう・・・と言語を変えて様々な国に広がりました。



日々の人間的な接触や営みがことごとくできない日が続く中。バルコニーから、音楽を奏で、医療従事者に拍手を送り、昼は隣人とおしゃべりを楽しみ、夜は遠くの人とも灯りを照らしあって歌い・・・

団結して過ごした日々でした。



元々、第二の故郷イタリアを愛していましたが。今年は改めて惚れ直した感じ^^ これまで以上に南イタリア、プーリアの良さ、いざという時のイタリアの底力に気づかされる毎日でした。



コロナ後、公私共に生活が激変しました。

息子は多くの授業がオンライン。水泳もサッカーもピアノレッスンもほとんど受講できませんでした。放課後にお友達と遊んだり、お誕生会やイベントを楽しんだりもほとんどできず。


(息子の誕生会はコロナが落ち着いていた頃で開催できました)

息子がゼロ歳の時から毎年家族で出かけていた海外旅行も、今年は初めてどこにも行けず。私自身も20歳以降、毎年海外へ出かけていたので・・・国境を越えずに過ごしたのは26年ぶりです!


(国内はコロナが落ち着いていた頃にちょこちょこ家族旅行)

旅行会社を運営しているのでお仕事面でも大打撃。ロックダウン2日前、新婚旅行のお客様をご案内させていただいたのを最後に、今日まで全てのご予約がキャンセルや延期になっています。


(ハネムーンで名所観光や見学、送迎等ご利用いただきました)

それでもコロナ後、精神的にも経済的にも不自由なく幸せに暮らせているのは、家族や周りの方々に恵まれているから。そして幸せの基本は健康あってこそ、ですね。

日頃当たり前のように享受していた幸せに、改めて感謝の気持ちを強くした年でした。


(コミカルな息子のおかげでいつも明るい我が家^^)

遠方にいながらコミュニケーションできる技術の進歩、を今迄以上にありがたく思う一方、傍にいる人の温かさや直接会ってコミュニケーションする大切さ、が心にしみた年でもありました。

ネットで決して代替できないこと、まだまだたくさんあります。


(今年はオンラインお誕生会も何度かありました)

ヨーロッパ各国は既にワクチン接種を開始。

来年は抗体を持った人が徐々に増えるにつれ、元の生活を取り戻す再生の年になることを願います。



今年もご覧いただき、ありがとうございました。どうぞよいお年を。来年、日本でイタリアで元気にお目にかかれますことを願います。

来年はよりよい世界になりますように!


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