こんにちは。内山奈美です。
先日、移動制限中のイタリアでの、ネットを使った教育の様子についてお便りしました。
ミラノ在住の友人もフィレンツェ在住の友人も、子供達はネットで授業を続けているということでした。多くのイタリアの学校が今もネットで繋がり、授業をしているのではないかと思います。
イタリアで休校措置から程なくして、ウェブ授業体制が整備されたことに驚いた、というメールをいただいたのですが。それを聞いて逆に私はビックリしたのです。
普段から自然災害が多い国だけに、日本の方がむしろこういうネットワークは既に全国で整っている、と思っていましたし、今からでも、その気があれば日本でできないわけがないと思うからです。
友人の子が通う東京のインターナショナルスクールは、すぐネットでの授業が始まったようです。公立か私立か、各市町村の教育委員会等によっても違うのかもしれませんが。
感染の危機におびえながら学校再開したり、ケアが家庭任せな結果、教育の機会を奪われてしまう子供がいるのは胸が痛みます。
今はPCやスマホがほとんどのご家庭にあると思います。息子が通う公立校から、ネット環境がないご家庭はお知らせ下さい、と連絡もありましたので、ない場合は別途対応をしているのでしょう。
子供達から教育の機会を奪ってはならない、とイタリア政府もパソコンやタブレットがないご家庭へ、購入の援助をしています。
息子の3人の担任の先生の内、お一人は60代、別のお一人は50代。この年代はネットのやりとりに不慣れなかたも多いはずです。でも休校から1週間で授業体制を整えて下さいました。
限られた状況の中でベストを尽くして下さる先生方に感謝です。
夫婦の会話もコロナ関連が多い今日この頃。夫と話したのは・・・
近年だけ見てもSARSやMERS等ウイルスの流行はあったのに。これ程の大問題を体験するまで自分含め多くの人も国も機関も、本当に真剣には対策も考えず、準備もしていなかった気がする。
世界中がこんなに大きなダメージを負う前に、できること・すべきことがあったのに、ということ。
今からでも一人一人ができることをする。
そして今回が終息しても、将来に向けてこの大きな犠牲を活かさなければ、ですね。
WHOはコロナ対応で事務局長が色々と批判されていますけれど。
このような時こそWHOのような国際機関が、利益や国籍に関係なく世界中の英知を集め、一刻も早く、終息に繋がる特効薬や対策を打ち出す役割を果たせたら、すごく意義があると思います。
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