Ciao dalla Puglia!
前回の続き、再び日本滞在中に読んだ本“ごはんのことばかり100話とちょっと”についてです。
今回も以下、私が特に興味深く思った点や心に残った点を抜粋させていただきます(青字が抜粋部分)。
(日本のデパ地下にて。イタリアにはこういうタイプのお店が無いのでイタリア人を連れて行くとその品数の多さ・世界中の食べ物が売られている様にびっくりされます! お弁当屋さんのウィンドーを興味津津で眺める図。)
人好きで人とつながるとそのぶん静寂は減るし、静寂の中で過ごしすぎると精神的にバランスがおかしくなってしまう。現代はむつかしい、本当にむつかしいなあと思う。
これを読んで人との繋がりがむちゃくちゃ濃い南イタリアの文化が思い浮かんだ私。
東京育ちの私には信じられないほど良くも悪くも人間関係が濃いのです。
ホームパーティーで家を行き来するのはもちろん、親しい友人や家族だったらアポなしで家に来ることもしょっちゅうなので、東京育ちの私は移住当初びっくりしたものです
突撃訪問、私はスッピンでもスウェット姿でももう開き直っているけれど、プーリア在住の日本の友人の中にはそれが嫌で嫌でしょうがないって言う人もいます。
逆に東京に2年間住んだプーリア人の友人は
「日本人はいつまでたっても他人行儀が抜けないんだね。一生懸命フランクに接して友達を作ろうとしたけどここでは結局親友は1人もできなくて寂しかった。今まで世界各国に転勤したけどここまで壁を感じたのは初めてだよ。」と言っていました。
文化が真逆なんですよね。
プーリア人にとっては親しい間柄なのにアポを取ってのお宅訪問は随分と仰々しく、また水臭く感じられるようです。
ご飯時に突然訪ねてこられても気軽に
「チャオ! トマトソースのパスタとサラダくらいしかないけど一緒に食べる?」といった感じ。
でも日本で同じことをしたらちょっと非常識な人になってしまいますよね・・・。
この傾向、イタリアでも地域によって違うようですし、日本でも田舎の方は逆に南イタリアに近い所も多い気がします。
人によって合う合わないもありますし、どちらが良い悪いと言うことではなく、よしもとさんがおっしゃるようにバランス-自分に合ったバランスが大事なのかなと思います。
PS ここでは孤独死のまま何日も発見されないってことは無さそう
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