Hand Rejuvenation(手の若返り)とは、まだ耳慣れない言葉ですが、美容先進国のアメリカなどでは、既に顔の若返りについては議論が尽くされた感があるのか、現在盛んに取り上げられているようです。
確かに手は、顔~デコルテに次いで人目につく素肌であり、美しく保つにこしたことはないのですが、現在のところ優先順位はどうしても低くなりがちです。
また、手の治療は、顔に比べてレーザー後の色素沈着が起こりやすかったりすることもあり、治療難易度が高いということも理由の一つでしょう。
発表された先生の患者さんへのアンケートでは、手のアンチエイジングに積極的に取り組まれている方はまだ少なく、ほとんどの方はハンドクリームどまりであるという結果でした。
手が老けて見える原因は、「組織量の減少による腱・静脈の浮き出し(透け)」と「光老化(シミ・しわ・たるみ)」です。厳密に分けるのは難しいですが。ではそれぞれにどのように対策すれば良いのでしょうか。
「組織量の減少による腱・静脈の浮き出し(透け)」に対しては、失われたボリュームを補う必要があります。一つはヒアルロン酸、レディエッセといったフィラー(注入剤)を使う方法です。簡便で、効果もすぐに出るためトライしやすい治療といえましょう。または、PRP(自己多血小板血漿)を使う方法があります。これは、自分の血液を採取し、特殊なキットを使って遠心分離し血小板成分を取り出すもので、その血小板の作用によりしわの改善効果やボリュームアップ効果を出すというものです。よりナチュラルな方法といえましょう。
「光老化(シミ・しわ・たるみ)」に対しては、レーザー治療、レチノイド治療などが良いでしょう。フラクショナルレーザー(当院ではアファーム)、Q-スイッチ ルビーレーザーを組み合わせると効果が期待できそうです。光治療ではあまり効果が期待できないとのことでした。現実的なのは、エンビロンに代表されるレチノール(ビタミンA誘導体)を使ったケアでしょうか。顔用のエンビロンの製品を手にも使っていくことでアンチエイジング効果が期待できます。
まだまだ日本では萌芽期の治療です。今後治療のプロトコル(手順)が洗練されていくことでしょう。

なにはともあれ手の老化を防ぐための第一ステップは紫外線防御です!
少なくとも日焼け止めは常に気を使って毎日塗るようにしましょう!
〓なおき〓
青山ラジュボークリニック
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