レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -551ページ目

黄砂に吹かれて

「黄砂に吹かれて」という粋な歌があった。

流行った当時は、何か異国の情緒あふれる

ロマンティックなものなのだろうと思っていた。

ところが、現実はそんな悠長なものではない。

家の窓は汚れるし、車もざらざらになる。

迂闊に洗濯物も外で干せない。

黄砂自体はアレルギー物質ではないらしいが、

汚染物質が付着したときに、

汚染物質が人体に及ぼす悪影響を

増幅させている可能性も指摘されているらしい。

確かに、黄砂が多い日には、僕の花粉症は悪化する。

特に目が痛痒い。喉もイガイガで咳がでる。

この黄砂の代表的な発生地は

中国のタクラマン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原だが、

これを地図でみると日本の5倍ほどもある。

そんな広域で発生した黄砂が風に乗り、

日本にもやってくるのである。

結構な距離を飛来する黄砂の粒子とはどのくらいの大きさなのか?

ちょっと調べてみることにした。

黄砂の粒子の大きさは、0.5µm–5µm(=0.0005mm–0.005mm)くらいであり、

粒径分布では4µmにピークがみられるとの事。

これはタバコの煙の粒子の直径(0.2–0.5µm)よりやや大きく、

人間の赤血球の直径(6–8µm)よりやや小さいくらいらしい。

成分については、石英、長石、雲母など学校で習った言葉が出てくる。

厄介なのは、黄砂は空気中のさまざまな粒子を吸着する所にもあるようだ。

ただでさえ、そんな細かい砂(とうより泥か)を吸い込むのは避けたいのに、

おかしな化学物質まで吸い込むのはたまったものではない。

反面、黄砂がもたらす利益もあるようだ。

黄砂により土壌や海洋へミネラルが供給され、

植物や植物プランクトンの生育を促進する作用もある。

要は黄砂に土壌を肥やす効果があるという事だ。

黄砂の成分であるリンや鉄などが、

海洋のプランクトンや、ハワイの森林の生育に関わっているのと研究結果もあるらしい。

また、黄砂に含まれる炭酸カルシウムには中和作用があり、

黄砂の飛来と雨が重なると、雨を中性・アルカリ性に変える。

結果的に、酸性雨の被害軽減にも寄与している。

以上、思いっきり受け売りの文章だが、

黄砂は諸刃の剣といったところなのだろうか・・・

いずれにしても、僕は黄砂に吹かれたくない。


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