レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -466ページ目

ぼ・ぼ・僕らは少年探偵団

『少年倶楽部文庫』というシリーズをご存知だろうか?

かつて雑誌『少年倶楽部』に掲載された作品から

選りすぐって編纂したジュヴナイル叢書。

ジュヴナイルというジャンルはティーンエイジャー対象と考えればよいと思う。

ジュヴナイルといっても、充分我々でも楽しんで読める。

このシリーズは昭和50年から51年にかけ第1期20冊が出版された。

その後、全42巻で完結する。

画像は第1期の内の2冊だ。

ふらりと寄った大手古本屋チェーンの100円コーナーにあった。

そんなに高額の本ではないにしろ

これを100円コーナーに置いたらあかんやろ。え~かげんにせ~よ。

と、ぶつぶつ言いながらも僕としてはニンマリするわけだが・・・



$疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-森下雨村



左側の本は余りにも有名な『怪人二十面相』江戸川乱歩。

右側は『謎の暗号』森下雨村。

元版は1934年、『怪人二十面相』より2年早く出版されている。

両氏の関わりは深い。

江戸川乱歩を世に送り出したのは森下雨村その人である。

氏は『新青年』編集長をしながら、自らも創作にあたっている。

日本の探偵小説の生みの親といわれる。

1890年土佐の生まれで、酒豪だったとか。

遺著の『猿猴川に死す』序文は

松本清張、井伏鱒二、横溝正史という錚々たる作家が書いている。


さて『謎の暗号』登場するのは東郷富士夫少年。

少年はアメリカ育ちで、なぜか英語、ドイツ語、フランス語を習得している。

この外国語を習得しているというのがミソ。

少年は警視庁外事課の助手となり・・・


こういった現実ではあり得ない設定は、

現代でも形を変え、脈々と受けつがれているのでは?

子ども達が大好きな名探偵コナンだって、金田一少年の事件簿だって、

一昔前なら鉄人28号だって、さらには怪人二十面相だって。

僕も少年時代、何かのはずみで少年探偵になって

難事件を解決出来ないものかと、

近所をそれらしく見回ったものだ。

なんという牧歌的な時代だったのだろう。



いつもの事ながら、小説の内容には触れない。

ご興味が湧けば古本屋にてブックハンティングをお楽しみ下さい。





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