二男、沖縄へ!
明け方、頬をペロリとされる感触で目が覚めた。
でたか、妖怪あかなめ。
おいら、ちゃんと風呂に入っているぜ。
薄目を開くと二男が頬ずりをしながら、「行ってきます」と。
今日は、修学旅行出発の日。
しかし、あれがない、これがないと走り回った一週間だった。
勿論、仕事の話ではなく、二男の修学旅行の準備の話だ。
行き先は沖縄。
ことは「ぼく、着ていく私服がないねんな」から始まった。
自分の小遣いで買うと言うので、
何枚かの短パンとシャツを買いに連れて行った。
ついでに、ウエストバッグみたいな貴重品を入れるものも購入した。
その翌日「帽子がいるらしいけど、持ってないねん」と、言う。
長男に借りなさいと言うと、寸法が合わないと。
仕方なく、買いに。
もう大丈夫かと思っていたら、今度はスニーカーの底に穴が空いたと。
つい、何ヵ月か前に買ったばかりでしょと言ったが、
実際に踵がすり減っている。
間違いなく、地面に擦りながら歩いている。
歩くときに、摺り足の稽古をしてどうするよ。
で、また、靴を買いに。
ちゃんと見ると足首あたりが何だか少し凝ったつくりになっている。履きやすいのかなあ? 二男は僕と一緒ですこ~し変わったものを好む

この時も、自分の小遣いで買うと、ぼそぼそと宣言する二男。
兎に角、一式買った訳だ。
購入物の増加と共に「小遣いで買う」宣言は、うやむやになりつつある。
ついつい、あとから精算すると言ってしまう僕も僕だ。
どこぞの公約とさして変わりない。
さて、修学旅行前日の持ち物点検で、
意気揚々と学校に行った二男が、
ショボショボで自宅に戻ってきた。
一体、どうしたのかと聞くと
「みんなボストンキャリー」を持って来ているという。
「コロコロと転がすやつか。そんなひ弱な事でどうする。
二男よ、あなたはバッグを背たろうて行きなさい」
と、僕は腕組みをして威厳に満ちて言った。
場面は仕事場に移る。
パソコンに向かう僕に、家内が「何を考えているの?」と。
僕は「あっ、いや受注が少なくて暇だな~、なんて・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・・」
「ボストンキャリーでしょ。ほんとに蜂蜜のように甘いわね、僕ちゃんは。
いってらっしゃい」と、家内。
僕は、急ぎ車を出して、バッグを買いに。
ボーダー柄の囚人帽。いや、違う。やはり、ちょっとけったいなものを好む二男。でも人のことは言えない・・・

慌てていたので、従来のかっちりしたタイプのものを買ってしまったが、
後々の事を考えると、スポーツバッグ風のものを買うべきだった。
きっと、この楽さに味をしめて
剣道具入れもキャスター付がいいと言い出すに違いない。
と、ぐずぐず言いながらも殆どのものを買い揃えてしまった。
兎も角、こましなものを探すとなると、
車でショッピングモールかデパートに行くしかない。
ところが、家内はバリバリのペーパードライバー。
そんな訳で、僕は日々、仕事もそこそこに切り上げる事になる。
古本屋というのはそんなのんびりした仕事かと思われそうだが、
そんなに世の中甘くない。
しっかり、そのしわ寄せは深夜に及ぶ。
しかし、ダメだねえ。
どうして、子どもにはこんなに甘いのかねえ。
まあ、楽しい修学旅行を願っている。
でたか、妖怪あかなめ。
おいら、ちゃんと風呂に入っているぜ。
薄目を開くと二男が頬ずりをしながら、「行ってきます」と。
今日は、修学旅行出発の日。
しかし、あれがない、これがないと走り回った一週間だった。
勿論、仕事の話ではなく、二男の修学旅行の準備の話だ。
行き先は沖縄。
ことは「ぼく、着ていく私服がないねんな」から始まった。
自分の小遣いで買うと言うので、
何枚かの短パンとシャツを買いに連れて行った。
ついでに、ウエストバッグみたいな貴重品を入れるものも購入した。
その翌日「帽子がいるらしいけど、持ってないねん」と、言う。
長男に借りなさいと言うと、寸法が合わないと。
仕方なく、買いに。
もう大丈夫かと思っていたら、今度はスニーカーの底に穴が空いたと。
つい、何ヵ月か前に買ったばかりでしょと言ったが、
実際に踵がすり減っている。
間違いなく、地面に擦りながら歩いている。
歩くときに、摺り足の稽古をしてどうするよ。
で、また、靴を買いに。
ちゃんと見ると足首あたりが何だか少し凝ったつくりになっている。履きやすいのかなあ? 二男は僕と一緒ですこ~し変わったものを好む

この時も、自分の小遣いで買うと、ぼそぼそと宣言する二男。
兎に角、一式買った訳だ。
購入物の増加と共に「小遣いで買う」宣言は、うやむやになりつつある。
ついつい、あとから精算すると言ってしまう僕も僕だ。
どこぞの公約とさして変わりない。
さて、修学旅行前日の持ち物点検で、
意気揚々と学校に行った二男が、
ショボショボで自宅に戻ってきた。
一体、どうしたのかと聞くと
「みんなボストンキャリー」を持って来ているという。
「コロコロと転がすやつか。そんなひ弱な事でどうする。
二男よ、あなたはバッグを背たろうて行きなさい」
と、僕は腕組みをして威厳に満ちて言った。
場面は仕事場に移る。
パソコンに向かう僕に、家内が「何を考えているの?」と。
僕は「あっ、いや受注が少なくて暇だな~、なんて・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・・」
「ボストンキャリーでしょ。ほんとに蜂蜜のように甘いわね、僕ちゃんは。
いってらっしゃい」と、家内。
僕は、急ぎ車を出して、バッグを買いに。
ボーダー柄の囚人帽。いや、違う。やはり、ちょっとけったいなものを好む二男。でも人のことは言えない・・・

慌てていたので、従来のかっちりしたタイプのものを買ってしまったが、
後々の事を考えると、スポーツバッグ風のものを買うべきだった。
きっと、この楽さに味をしめて
剣道具入れもキャスター付がいいと言い出すに違いない。
と、ぐずぐず言いながらも殆どのものを買い揃えてしまった。
兎も角、こましなものを探すとなると、
車でショッピングモールかデパートに行くしかない。
ところが、家内はバリバリのペーパードライバー。
そんな訳で、僕は日々、仕事もそこそこに切り上げる事になる。
古本屋というのはそんなのんびりした仕事かと思われそうだが、
そんなに世の中甘くない。
しっかり、そのしわ寄せは深夜に及ぶ。
しかし、ダメだねえ。
どうして、子どもにはこんなに甘いのかねえ。
まあ、楽しい修学旅行を願っている。