レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -402ページ目

時代を照らし続けた一品

唐突だが、成穂堂は本格派古書店を目指している。

・・・が、そう思惑通りには行かないものだとつくづく思う。

品物が僕を呼ぶのか、僕が品物を呼ぶのか、

時として本以外の興味深いものが手に入る。

でもそれはそれで面白いと感じるから、困ったものだ。

今回手に入った品物は、久しぶりになかなか味のあるものだ。

どちらかといえば古民家に属するお宅から譲っていただいた。

勿論、本を引取りに行ったのだが、そちらより目を奪われた一品だ。

そのお宅に伺った時、ご夫人が部屋をきれいさっぱり整理するので、

気に入ったものがあれば持ち帰って下さいと。

僕は大きく頷いた。

そして、「ではこの品物も買い取らせて頂けますか」と、手もみ足もみをした。

こちらのお宅、本を買い取って貰うという発想がなかったという事で

人文科学系の専門書を全て廃品業者に渡してしまったらしい。

残ったのは手塚治虫著のコミックが5箱(コレクター向きに販売できるものもある)。

これも廃棄しようとしていた所に、お隣さんが成穂堂の存在を伝えて下さった。

専門書を廃棄してしまったのはかなり残念だが、それは仕方ない。

それよりも、こうして目を奪われる一品に出会えた事がとても嬉しい。



こんな事をいっているからうちは本格派古書店になれない・・・



コレクターから見ると、ありふれたものかも知れないが

僕にはとても美しく、照明をつけると幻想的な気分になる。


どうもうまく撮れないが、実物はなんとも魅力的だ
疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-ramp1


ネットで色々探して見たが。同型のものは見つからなかった。

昭和時代のもので、アンティークという程のものではないと思うが、

良き時代の匂いがする。


疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-ramp2



意気揚々と買い取ったものの、

自宅に持ち帰るか、販売にまわすか非常に悩むところである。



疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-ramp3



基本的には「人から人へつなぐ」のが僕の仕事のモットーなので、

やはり、販売品としなくちゃいけない・・・



・・・かな・・・