レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -271ページ目

ゆる~く思い続けても願いは叶う・・・かも

うちの店は北東の角地にある。

出入り口はそれぞれの道に面して一つずつある。

東側出入り口には古本倶楽部の看板が掛かっている。

そして、ガラス越しに陳列された本がみえる。

どちらかと言うと、裏口のような気配がし、

ドアが閉じていると少し入りにくいらしい。


東側出入り口
出入り口2



もう一方の扉、つまり北側の扉は店舗らしい雰囲気を持っている。

若干、昭和モダンというか昭和レトロな空気が漂っている(と、思う)。


北側出入り口
出入り口1




そのせいか、二つの出入り口はよく別個の店だと間違われる。

「わたし、本屋さんに寄ってみるわ」

「おいら、そこのけったいな店で掘り出し物を探してみるわ。じゃあとで」

5分もせぬ間に、店内からお二人の笑い声が聞こえる。

という案配になる。


その昔、親友の結婚式で、香川県観音寺市に行った事がある。

大阪から7、8人で賑やかに行ったのだが、若さゆえ始終お腹が空いている。

目的地の観音寺市に着いた時の事。

時間も差し迫っていたはずなのに、

何かしら腹の足しになるものを食べてから、式場に入ろうという事になった。

駅の改札を出て飲食店を探そうとしたが、

見渡す限り軽食屋と喫茶店が隣り合って二軒あるだけだ。

みんなそれぞれ好きな店に入り、何十分か後に集合という事にした。

僕は喫茶店のドアを開けた。

と、目の端に軽食屋に入った連中のガヤガヤ動く姿が・・・

そう、入り口は二つだが、中に入ると一つの店だった。

この時の予想だにしない驚愕の光景は今でも忘れない。

爆笑と共に、いつかこんなこんな店を作ったりしてと思ったのだが、

まさに今の成穂堂は、観音寺市のそれそのものだ。

強く願わなくても、願いは叶う事もある。

僕はゆる~く、ゆる~く、ことあるごとに

先の店のようなものを作ると面白いだろうなと、思い続けてきた。

今の店は偶然にも二ヶ所が、出入り口として使える構造をしていた。

で、瞬間に観音寺市○×軽食を思い浮かべてしまった。



みなさん、力んで切羽詰まったように考える事はない。

人間、どうやらその機がくると、びびっとアンテナが動くみたいだ。


強く願わなくてもいいから、

ゆる~くでも思い続ける事が大切なのじゃないでしょうかねえ?