案ずるな、長男
長男は卒論が佳境に入り、日々、朝早くから夜遅くまで大学にいる。
就活の方は内定を貰った企業を蹴ってしまい、不安な日々を送っているようだ。
相談は受けたが、決めるのはあなただと答えた。
後日、長男から内定を取り消したという報告を受けた。僕も家内も頷いて「先に進め」と言った。
ふと我の事を思う。
社会に出てから随分と長い年月が経つ。
大学浪人もしたし、就職浪人もした。
しかし、そこからは何故か順風満帆な人生を歩むと思っていた。
が、現実はそうも行かない。
予想もできないような事が次々と起こった。
いい事もあれば嫌な事もあった。
・・・勿論、それは捉え方次第だが。
これからも色々な事が起き、右往左往するだろうが、少しは学んだ事もある。
万策尽きたと思っても、案外その先に光があるという事も知った。
考えて考えて考えて、走って走って走って。
そうすると、勢いにせよ何にせよ、人間何かにぶつかるものなんだな。
不思議だけど、ほんの僅かに開いた扉がみえる。恐らく誰にでも・・・
躊躇するもなにも、その扉の向こうに飛び込むしかない。
踏みとどまっていると、朽ち果てるしかないのだから。
先の事は飛び込んだ先で考えればよい。
それを人は行き当たりばったりと言うのだろうけど、計画通りにいく人生なんてありはしない。
ところで、先日「運気」について書かれ本が入ってきた。
一体、どうやればこんな一冊の本になるのだろう?と思い、パラパラと読んでみた。
その本によると、運気には周期があり、それは人によりまちまちだが、通常、一生の内で何度か大きく上下する。
中には、その周期が物凄く長く、一生恵まれたものとそうでないものがいると書かれていた。
結局、運気なんてものは、モチベーションのバイオリズム次第という事ではないか。
語弊を招くような表現をしたが、その本を非難しているのではない。
それを一冊の本に書き記すエネルギーもすごいと思うし、
それによって有意義な人生を送れる人がいれば、充分意味のある本だ。
まとまりのない話だが、つまるところ何事も自分の考え方一つなんだと思う。
考え方が行動をつくるし、それは周りにも確実に作用する。
だから何が起こってもその起因は自分にある。
自分に起因があるのなら、どのような人生を送りたいかは自分で決められる。
大切なのはそういった考え方が正しいかどうかではなく、
自分がどういった人生観・仕事観を持つかという事なんだと思う。
自分の不甲斐なさは棚にあげて、長男に言う。
案ずるな、長男よ。君は君が本気で望んだ人生を歩むことになる。