影遊び
YouTubeで音楽を流していたら、井上陽水の少年時代がかかった。
子供の頃の懐かしい情景が浮かんでは消える。
ふと小学生の頃、影踏み遊びをした事を思い出した。
ただ友達の影を追いかけたり、逃げたりというだけの至極単純な遊びだったと思うが、不思議と夢中になったものだ。
結構、鬼役も楽しかった。
子供時代、影はいつも自分の一部のようにそこにあった。
少年成穂堂は何とか影を引き剥がせないものだろうかと、
走り回ったり、飛び上がってみたり、物陰に隠れてみたりしたものだ。
だけど、影は足先にしっかりと縫い合わされたようにそこにいた。
いつ頃からそんな影の存在を忘れてしまったのだろう?
建物や木々の影は思い浮かべる事が出来るのに、自分の影を思い浮かべる事が出来ない。
ひょっとすると、僕の影は僕に愛想をつかせて、彼らの世界に行ってしまったのかも知れない。
そんな世界があるのかどうか知らないが。
明日は、しっかり足先からのびる自分の影を見てみよう。
そして、一緒にスキップをしよう。
えっ、スキップの仕方を忘れてる!