三男の驚くべき今後
先週、三男坊の卒業式があった。
つい先日、入試だ入学だと騒いでいたのに、もう4年という月日が流れている。
職場のPCから恐る恐る合否発表を見たのが、昨日のことのようだ。
何かおかしいほど時の流れがはやい。
その三男坊、就職という道を選ばず、うちの店で仕事をするという。
バイト先から入社試験を受けないかとのお誘いもあったようだが、どうも断ったようだ。
サラリーマンが楽だとは思わないが、少なくとも給金は頂ける。
何の保証もないうちの仕事をするより、余程無難だと思うのだが。
多分、三男もうちの仕事がしたいというより、就職活動や会社勤めが嫌だという事ではないかと思うが、そこは敢えて聞かなかった。
やつにはうちで仕事をするなら、海外販売を担当するのが条件だと言ってある。
現在、海外サイトでは古物と剣道具を販売している。
まだ、試験的に走っているという感じだが、確実に手応えはある。
そこにもう一つ新しいジャンルの商品を扱う事になるかも知れない。
来月、ある老舗メーカーと商談があるのだが、それ次第だ。
店の都合だけを言えば、人手が欲しい。
何度もスタッフを入れるかと思案もしたが、人を雇うのはもうしんどい。
出来るだけ、気楽にやっていきたい。
三男が来てくれるというのは絶妙のタイミングなのかも知れないが、どこか手放しでは喜べない。
話は逸れるが、海外販売を行っていると(うちはアメリカ、ヨーロッパからの注文が中心だが)、景気というか物価の差を強く感じる。
当初、こんなに高くで売れるのか?と驚いたものだが、きっと日本の賃金が驚くほど低いのだと思う。
現況を考えると、どうしても海外販売に力を入れたくなる。
まあそんな事で、工房を整理して、三男の仕事部屋とした。
振り返るに、商売のあり方も随分様変わりしたと感じる。
一昔前なら、うちのような超三等地に人が足を運ぶ事もなかっただろう。
海外販売なんて、考えも及ばなかっただろう。
パソコン、スマホの普及が生活のあり方や仕事の在り方、商売の在り方をごっそり変えてしまった。
そして、うちのような店にも、棚から牡丹餅的に一条の光が差し込んだ。
店が生き延びていくには、これからも機敏に変わり続けなくちゃいけないのだろう。
この先々どう店じまいをしようかと、本気で考えていたのだが、どうもそうはいかないらしい。
はたまた、この年になって、どうやって英語に親しんでいけばいいのか?と思い悩む