オシャレなお茶飲みアフターヌーンティ、ラブリーなロンドンスウィーツに釘付け①
洋の東西を問わず、女というものはおしゃべりで、甘いものが大好きである。
甘いものを口に運びながら「あーだ、こーだ。旦那がどうだ。隣の家がどうだ。」と噂話にウツツをぬかす。
それは、遠くロンドンでも同じである。
イギリスでは、紅茶とともに軽食やお菓子などを楽しむ「アフターヌーンティー」という習慣がある。
これは、ただのお茶飲みではなく、女性達の社交場としての意味もある。
作法、食器、花、会話、室内装飾などのトータルを楽しむもので、センスや知識が必要とされる。
イギリスは、夕食が遅いので、それまでお腹が空いて耐えられないという上流階級の女性たち。
彼女たちのお腹を満たすべく?!、1840年頃から、はじまったそうだ。
私も、センスと知識を駆使して、本場の「アフターヌーンティ」にチャレンジ!
女王陛下もいらっしゃるという、名門「クラリッジス」ホテルでの「アフターヌーンティー」。
予約時には、ご丁寧な長い英文で、「恥ずかしくないようにオシャレしていらしてね」とのメールが届いた。
ドキドキしながらホテルへ向かう。
立派な制服に身を包んだドアマンのおじさまたちが、非常に丁寧に出迎えてくれる。
アフターヌーンティには欠かせないお花。
こちらのホテルでは、いたるところにピンクの薔薇が飾られている。下の方のピンクのモコモコはアジサイ。
入口の正面にあるラウンジがアフターヌーンティーの会場。豪華で優美な室内装飾。
会場では、ピアノとバイオリンの生演奏が。
白とグリーンのストライプ模様のモダン食器が並ぶテーブル。
席に通され、まずは沢山の紅茶リストの中から好みのティーをセレクト。
私はダージリンをオーダー。係が、紅茶を給仕してくれる。
【仰天!ロンドン紅茶事情】
・美味しい
(どんなティーバッグでも渋くならない。水が違うからなのか?)
・入れ方が適当
(高級ホテルでも、紅茶の色や味が濃くなったり薄くなったり…。日本のように砂時計を使ったりはしない。)
・ぬるくても平気
(ミルクティーは、温かい紅茶に冷たい牛乳をドバドバ。おいおい、お子ちゃま仕様の温度になちゃうよ。)
テーブルにもピンクのバラが。
どのバラも、皆、同じぐらいに咲いており、萎れていたり花びらの色が茶色くなりかけているものなど一つもない。
この状態を保つのは、かなりの苦労を要するに違いない。
「クラリッジス」は、あの例の丸皿を3枚重ねたティースタンドを利用するタイプではない。
ティースタンドは、狭くて低いテーブルなどを効率よく使うためのアイテムである。
場所が確保されいる場合などは使わないらしい。
アフターヌーンティーは
【飲み物】ティー
【食べ物】軽食とお菓子2種(程度)
で構成されている。
今回の食べ物は、
サンドウィッチ、スコーン、ケーキ
の3種だ。それぞれおかわり自由。お腹が満たされるまで食べて飲んで、会話を楽しむのだ。
サンドウィッチ
ずらりと並べられたサンドウィッチは全部で5種類。
左から、キュウリ、トマトと卵(トマトありとなし)、チキンと野菜、サーモン、ハム。
キュウリサンド
アフターヌーンティー定番のサンドウィッチ。
キュウリとベビーリーフの水菜のようなハーブだけのシンプルなサンド。うっすら塩味。白いパン。
卵サンド
卵をマヨネーズで和えたおなじみのサンド。マヨネーズは、いやな酸味がなくてまろやか。ここにもハーブ。
ライ麦パン。
チキンと野菜のサンド
タンドーリチキン?とキュウリ、ハーブのサンド。遠くインドを感じるお味。ライ麦パン。
サーモンサンド
スモークサーモンはかなりレアなものと
火が通っているものを組み合わせていて、微妙な触感と味の違いが面白い。ここにもハーブが添えられていた。
ライ麦パン。
ハムサンドのパンは、ちょっぴり酸味がきいたドライフルーツ(イチジクのようなもの)が練り込まれていた。
サンドウィッチは全体に、細かいところまで配慮されて丁寧に作られていた。
全てにハーブが入っているのが特徴。
日本人が「イギリスのゴハンが不味い」と言うのは、もしかしてこのハーブのせいではないのか?
オリーブオイルが日本の食卓に浸透してきたように、
これから日本でハーブの文化の導入が進めば、イギリスの味に対する感覚も変わるのかもしれないと感じた。
スコーン
左:レーズン入り、右:何も入れていないタイプ
クロテッドクリームとジャム(薔薇?なのかフルーツなのか不明)。
ちょっと温められたスコーンは、半分に割って、クリームとジャムをつけて食べる。
レーズンが練り込まれたタイプは、甘酸っぱさが絶妙。
何も入れていないシンプルなタイプは、固すぎずふんわりした触感で、ジャムとクリームのコンビがマッチする。
個人的には、アフターヌーンティはやはりスコーンと紅茶の組み合わせが一番だと思う。
お待ちかねの
ケーキ盛り合わせ
左から、リンゴタルト、ココナッツライスプディング、チョコレートケーキ、フランボワーズとホワイトチョコレートムース
リンゴタルト
外側はサクサク。中身のリンゴは酸味が強くてさっぱり。日本とはリンゴの種類が違うらしく、紅玉とも異なる酸っぱさ。
ココナツライスプディング
お米をデザートにするとは…。お米をココナツミルクで煮込んで、ブルーベリーソースと合わせている。
日本人にはない、斬新な発想。かなり甘さ控えめ。もう少し甘みがあっても良いかも。
ライスが、クリームに埋まっている。
チョコレートケーキ
おーいちーい。ビター系のチョコレートでかなり大人を意識したお味。
酸味のあるフランボワーズペーストを、ホワイトチョコレートのムースで包み、マカロンを飾りに。
なんともかわいらく、食べちゃうのがもったいないぐらい。
ラブリーなマカロンをまとった真っ白ですべすべのお肌の下には、情熱的な赤いプルプルが隠されている。
何かとってもなまめかしい。
ケーキは全体にかなり大人のお味。
アフタヌーンティが、大人の女性の社交の場であったことを改めて思い知らされた気がする。
料金に含まれると分かっていても、なぜかとっても嬉しい。
紅茶を飲み過ぎて、お腹がタプタプになった私が駆け込んだお手洗いには
こんなに素敵に金魚草が飾られていた。
お手洗いには、専門のスタッフのおばさんがいる。
ここでは、彼女のエスコートに従う。
個室から出ると、手を洗う水を(お湯ととブレンドしてちょうどいい温かさで)出してくれる。
お手洗いもなどの接客も含めて、トータルで楽しむのがアフターヌーンティー。
大人の女性としてどこまでも優雅なお茶のみ「アフターヌーンティー」を満喫した私。
魔法が解ける前にかぼちゃの馬車(タクシー)に乗り込んで、庶民の暮らしに戻るべく、ホテルを後にしたのだった。
(次回に続く)
ひーちゃんは見た!ロンドン名所巡り。エリザベスはきれいだった
ロンドンには赤が似合う。
おもちゃのチャチャチャ、衛兵さんの制服。二階建てのバス。
ガーデンに咲き誇るバラ。レトロな電話ボックス。
何か皆、かわいい。
その赤が、血の赤であるかもしれないことに気付いたのは、「ロンドン塔」でのことだった。
BloddyTower、血塗られた塔。
はじめは王様の住まいとしてのお城だったけど、位の高い人達の監獄になり、処刑場になり…。
沢山の血が流されたところ。
Traitor'sGate(裏切り者の門)、ここを一旦くぐったら、生きては帰れない…ことがほとんど。
ロンドン塔の城壁の周りは、水で囲まれていた。
王族などの偉い人達が、罪に問われると、船でロンドン塔へ連れて来られた。
裁判の結果、罪人となると、処刑の日まで、こちらで暮らし

そして、処刑。
このきれいな硝子のプレートの下で、沢山の血が流されたそうだ。
若き日のエリザベス1世は、この門をくぐり、生きて出ていくことができた数少ない人物。
ロンドン塔を出て、彼女は国王になった。
門の外の景色は、どのように目に映ったのだろう?
そんな王室の長い歴史の展示もあり
現在の国王であるエリザベス女王の戴冠式の様子はビデオ上映されていた。
エリザベス、いと美し
。
宝石がちりばめられた王冠、絵画でもよくある戴冠式のマントもズッシリ重いらしい。
全くそんな様子も見せず、凛としているエリザベスは、生まれながらの女王なのだろう。
解説をしてくれたこの女性は、ロンドン塔に住み、管理をしている方。
赤のラインがポイントの、イギリスらしい素敵な装い。
軍隊で長年立派に勤め上げた方のみが着ることができる、名誉ある制服なそうだ。
この方は歴史上初、女性でこの職に就いた方。かなりのご苦労があったとか。
ロンドンの赤は、歴史上、流された沢山の血の色。
だからこそ、赤は我々の心に強く訴えかけるのかもしれない。
(うーん、今日は真面目だね(●´ω`●)ゞ)
ウエストミンスター寺院
10世紀ごろから存在した伝統ある教会。
ビッグベン:国会議事堂
11世紀に建てられたかつての宮殿。16世紀以降は国会議事堂。
15分ごとに鐘が鳴る。
ロンドン・アイ
高さ135メートル。ヨーロッパ最大の大観覧車。
ひとつのカプセルには25人が収容でき、1周30分。
長い×2行列に並ぶ覚悟があれば、てっぺんからロンドンを一望できるらしい。
ロンドン市庁舎(左の丸い建物)
設計は建築家ノーマン・フォスター。
見た目は恰好いいが、変わった形であるため、使い勝手は悪いそう。
セント・メリー・アクス(真ん中のロケット型の建物)
同じくノーマン・フォスターが設計。スイス銀行のビル。
ガーキン(キュウリのピクルス)の愛称で呼ばれている。
ロンドン市庁舎とセント・メリー・アクスは対岸に向かい合う形で建っている。
タワー・ブリッジ
テムズ川にかかる可動橋。
こちらの橋は普段は閉まっていて、船が近づくと、橋が開く仕組み。
およそ年に200回ほど橋の開閉があるらしい。
偶然にもそのうちの1回を目撃。
橋はあっという間に開き、何事もなかったように元に戻っていた。
バッキンガム宮殿
イギリス王室の正式な宮殿。
楽隊が奏でる音楽は、意外にも今風な曲もあり、「スターウォーズ」のテーマも流れていた。
24時間(冬場は48時間)の勤務を終えたおもちゃのチャチャチャの兵隊さんの赤が
かわいらしく行進していた。
































