帰ってきたぜ | simonのブログ

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空模様もスッキリせず、手持無沙汰な午後映画館へ。

 

気持ちぐらいはスッキリするかな?と古希を越えたトシヨリコンビのコメディー(アクション)映画。

 

と、ここまで書けばご推察のとおり アブデカ である。

 

 

8年前に定年退職となりニュージーランドで探偵稼業をしていた二人だが、あちらの警察とひと悶着あり帰国の憂き目となった。 そして故郷ヨコハマでT&Y探偵事務所をひらくというプロローグ。

 

 

そして、最初の依頼人は大きなハーレーに跨る小柄な女性。

この女性のハーレーが鷹山の定番シーンに繋がるのは明白なので、どのようにそのシーンにつながるのかを想像するのが観客の楽しみのひとつでもあろう。

 

母親を探して欲しいという依頼であり、その母親がその昔トシヨリ達が付き合ったということがわかり二人がそれぞれ「ひょっとしてオレの娘?!?!?!」ということになる。

 

脚本はこの手のベテラン「大川俊道」 定番ストーリーを丁寧になぞる手腕はサプライズのない安定、安心。 観客もその世界を楽しんでいるのだろう。

 

 

このコンビ(?)にお馴染みトオルにカオルが賑やかに盛り上げており、特に近藤課長役の中条静夫がワンカット効果的にフューチャーされたのにはホッコリ。

 

また謎めいた女性を演じる吉瀬美智子、敵役に岸谷五郎、早乙女太一が配されている。

 

 

ダンディー鷹山とセクシー大下コンビは古希を越えてもファンの期待を裏切らない定番トークとアクションである。

 

が アブデカファンの方々には申し訳ないが・・・個人的にTVシリーズは観ておらず、時折映画版の再放送を垣間見る程度であった。

 

いろいろ!と理由はあるのだが、同じヨコハマ、同じバディコップ物語。同じ脚本家、同じ監督、STAFFが多くかかわった後発番組「ベイシティ刑事」にドップリはまったトシヨリではある。

 

 

「閑話休題」m(__)m

 

所謂、アブデカ映画なので重箱の隅どころか真ん中をつっついていてもしょうがない。その世界を楽しむのみ。

 

それにしても古希をこえた俳優が(スタントマンをつかっていたとしても)しっかり動けているのは流石であろう。

 

映画プロモーションで柴田恭平さんの始球式を拝見したが、自ら野球少年であったというように素晴らしい投球である。 (3分40秒あたりから)

 

さてさて、こういう映画だ。ドンパチは外せないのはもちろんだ。

 

この作品でも納富喜久雄氏率いるBIGSHOTがガンエフェクトを担当。(クレジットにBIGSHOTの名はない)

 

何種類もの鉄砲が登場するが、BIGSHOTの益々の進化を証明するようにオートマチックはきれいに排莢、ホールドオープンしている。

 

鷹山刑事の使用するのはコルト ガバメントをカスタム化した銃。

口径はガバ オリジナルが.45に対しルガー9mm弾を使用するとなっている。

 

 

ハーレーに跨りぶっぱなすレミントンM31ショットガンはお決まりのシーン。

 

(番宣で舘ひろしが「マックィーンのゲッタウェイをカンコピしてます」と言っていたが一切確認できず!)

 

セクシー担当の大下刑事はこれまでのようにスナッブノーズ(短銃身)であるが、作品毎に銃種は変わっており今回はS&W M10を使用

 

ユージの相棒シャンパンゴールド レパードから発砲!

 

エジェクターロッドが露出しているリボルバーはクラシカルでいぃね。

 

 

 

 

 

浅野温子さんの超越した薫役は「アエテ」なのだろうが、ちょっと痛みを感じたのは私だけだろうか・・・

 

それも含めてアブデカファンには楽しめる一本ではなかろうか。

 

このトシヨリも数年後に迫った先輩方の年齢を前に気を引き締められる作品でもありました。