ジダンの起源とW杯
『FWの選手が決定機を逃すのと同様に
時にGKもミスを犯すものだ』
そう口にしたのはイングランド代表監督カペーロ。
しかし、そんな言葉がこの日、
凡ミスで一点を献上したグリーンの耳に届いたのかどうか…
英国の各紙は、米国との試合における後半40分で起こった
この惨事を厳しく非難。
『グリーンは果敢な米国に1点をプレゼント』(Sunday Express)
『途方もないミス』(Mail On Sunday)
『想像を絶する失敗』(Sunday Times)
グリーンといえば、2009年のW杯予選のウクライナ戦にて、
イングランド代表初の退場処分を受け、
チームを敗戦に追い込んだ際にも、厳しいパッシングを受けた選手。
果たしてカペーロが次戦に彼を起用するのかにも注目ですね。
W杯初戦のGKのミスというと98年のスペイン×ナイジェリアの
スペイン代表のベテラン、スビサレッタのキャッチングミスを
思い出します。
この大会、優勝候補の一角を担っていたスペインは、
この試合に敗戦し、グループリーグで敗退。
W杯は短期決戦ゆえ、『ひとつのプレー』が
その大会におけるチームの行方を変えることもあります。
サッカーはチームプレー。
一見して、1人の選手のミスを責めるのは、
ご法度かとも思われますが、
歴史と経験を重ねたサッカー大国は、
『ひとつのプレー』に対する厳しさを心得ているようです。
そういえば、昨日開催されたアルジェリア×スロベニアにおける
スロベニアの決勝点もGKのミスプレーとも認識できる
ワンプレーでしたね。
この試合、アルジェリア代表に特別な思いを馳せながら
スタンドで見守ったのが、ジズーことジダン。
元フランス代表の英雄として知られる彼も、
実はアルジェリア系移民の2世。
アルジェリア出身の両親から生を受けた
彼の体に流れる血は”アルジェリア100%”なのです。
欧州の移民社会の象徴といえるジダンのこの表情。
幼い頃、移民であることにより、多くの苦渋を味わったと語る
ジダンですが、この画像の彼の表情を見れば、
この観戦に、いかに深いドラマが込められているかが
伝わってくるような気がします。
世界最大のスポーツの祭典ワールドカップ
ひとつのミスに対し『この世の終わり』であるかのように
身を震わす人たちもあれば、
国境を越えた労働力の移動が常識とされるグローバル化社会において、
『自身の国籍』と『体内に流れるルーツ』の異なる人たちが、
様々な思いを巡らせているに違いありません。
チャンピオンズリーグ決勝の日(5)
インテル 1-0 バイエルン
大方の予想通り、インテルが先制!
ディエゴ・ミリートの見事なフィニッシュでしたね。
1点ビハインドで更に熱を増したのが、ロッベン。
彼のドリブルを見る限り、欧州では敵を見ないほど
キレがありました。
彼のプレーの鋭さはインテル守備陣も承知の上。
サネッティーなどは常に彼のポジションを確認しては、
他の選手に何やら指示をしておりました。
戦前の予想通り、このロッベンとインテルのスナイデルの
躍動感は見るも者を飽きさせませんでしたね。
前半が終了し、ハーフタイム。
メインスタンドの大半は貴賓席および記者席なので、
この時間は、ほぼ空席に。
しかーし、ゴール裏の熱が冷めることはありません。
逆転を期待するバイエルンサポーターの盛り上がりは
純情ではありませんでした。
数では劣っていましたが、これこそ彼らの期待の現れでしょうね。
ようやく周囲が暗くなると、・・・
あの厳しいセキュリティーを掻い潜り
どうやって、そんなモノを持ち込んだのかが
疑問に残ります(笑)
中には「これぞ欧州サッカー」と喜ぶ方もいらっしゃいますが、
これだけ派手にやられると、しばらくの間は煙が充満し、
グランドが見難くなります。
負けじとインテルサポーターは
発炎筒に応戦しているかのようでした。
この雰囲気こそチャンピオンズリーグ決勝。
というわけで、後半開始。
守備に回る時間が長いインテルですが、
とりわけエトーの運動量に目を奪われました![]()
そんな中、『その時』はやってきます・・・
Goooooooooooooooooooooooooooooooooool![]()
この日、MVPに選出されたミリートの2点目。
周囲のインテルサポーターはお祭り騒ぎ。
知らないイタリア人達から握手や抱擁を求められていたり![]()
最後は南米特有の個人技。
この選手、こんなに器用だったっけ?と思わされる
圧巻のプレーでしたm(_ _)m
『この2点目で勝負アリ。』
そう思えるほどインテルの戦い方は、
安定を極めていました。
カメルーンの日本対策
明日、日本と対するカメルーン代表のポール・ルグエン監督が、
初戦となる日本戦に、チームの中心選手であるソングおよび、
これまで7年間、カメルーン代表のゴールマウスを守ってきた
エスパニョールのカメニをスタメンから外すことを明言しました。
『我々は3週間に渡り、十分な準備を繰り返してきた。
私自身、以前に増して柔軟なチームが完成したと自負している。
日本戦には、ソングは先発出場しないが、
この決定が彼の状態の悪さを示すものではない。
彼が偉大な選手であることは明白であるが、
この大会をより強靭なチームでスタートさせることを
目的としてのことである。』
ルグエン監督は会見で、ソングについてこのように語りました。
そして、この場でルグエンが明かしたのが『カメニのスタメン落ち』。
日本のライバルではありますが、リーガでも屈指のGKである
カメニのパフォーマンスを見られないのは
少々残念な気がします。
日本戦には、カメニに代って、ベテランGKハミドゥー・スレイマヌが
日本の前に立ちはだかる事になりそうです。
この会見の最後で、対戦相手の日本について語ったルグエンは
『私は、数多くの日本の試合を観てきた。
彼らの最強の武器は、攻撃陣のスピードにあるだろう。
我々は、彼らを止めるために十分な準備をしているし、
信頼に満ちている。』
とハッキリと自信を見せています。
今年アンゴラで行われたアフリカネーションズカップでは、
優勝候補に挙げられながらもベスト16に止まったカメルーンの
課題であったのが若手選手の『若さ』。
こうして数ヶ月前、チームの経験不足により
絶対的エースであるエトーとの連携を果たせなかった
カメルーンが、この大舞台で「不屈のライオン」たる由縁を
世界に披露できるか??
エトーは言っています。
『全ては”アフリカ大陸”のPowerを見せつけるため』。
彼らは日本のライバル。
しかし、彼らがそんな誇りをどんなカタチで見せてくれるのかを
楽しみにしてしまいます。
かつての欧州王者はいずこ?
少しだけ見ようかなと思いきや、
しっかりと見てしまいました。
韓国 × ギリシャ
ほんの数年前に、組織力で欧州の覇者となったギリシャ。
『誰がギリシャのサッカーをこんなに退化させたの?』
なんて聞きたくなるような試合でしたねσ(^_^;)
現在、国家が深刻な経済危機に見舞われているこの国ですが、
サッカーにおいても大変残念な仕事ぶりでございました。
対する韓国の選手達は、スピードに優れ、
フィジカルコンタクトでも劣らない堂々のサッカーを展開し、
アジアの王者として申し分ない戦いぶりを見せてくれました。
とりわけパクチソンにおいては、
そのハイレベルな個人技で存在をアピール。
さすがだ(・Θ・;)
しかし・・・
パスもドリブルも組織的な連携も全てにおいて
機能しなかった『酷評』ギリシャを前にしては、
海外のメディアも控えめな賞賛に終わっているようです。
パクチソンのように、一発がある選手、
日本にもいたらなぁ・・・
チャンピオンズリーグ決勝の日(4)
サッカーフリークの頭の中は、W杯一色。
そんな時だからこそ、時代遅れの
『チャンピオンズリーグ決勝』レポ(笑)
肝心の試合の模様をお伝えしていませんでした(;´▽`A``
今更ですが、画像を中心にご紹介をヘ(゚∀゚*)ノ
幸運にも引き当てた決勝チケットはカテゴリー2の
バックスタンド3階席。
インテルのユニホームなんぞを着て、
『座席周辺がバイエルンサポーターだらけだったら・・・』(@Д@;
などと懸念しましたが、
幸いにして、辺りはインテルサポ一色。
バックスタンドは8割がインテルカラーに染まっていたような。
彼らの背中に、ロベルトカルロスやジョルカエフ、ポール・インスなど
90年代にインテルで活躍した
懐かしい面々の名前を背負っておりました。
さすがはサンティアゴ・ベルナベウ。
どこから見てもしっかりとグランドが一望できます。
試合開始前は、両ゴール裏のチーム応援歌合唱合戦。
『決勝で絶叫するチーム歌・・・
鳥肌立つんだよなぁ。』
2002年、グラスゴーでHala Madridを絶叫し、
「脳裏に焼きついた快感」を想い出した私でした![]()
スペイン名物”フラメンコ”をアレンジしたダイナミックな演出。
ベルナベウに渡り響くチャンピオンズリーグアンセム。
何度聞いても、鳥肌が・・・
試合開始を目前に、スタンドもヒートアップ![]()
まずは、バイエルン側。
赤と白が鮮やか・・・まさに集団の美![]()
彼らが一斉にジャンプすると、
スタンドが揺れ動くぅぅぅ!!![]()
続いてインテルサイド。
インテルを愛する誰もがこのレリーフの中に
埋まりたかったに違いありません。
『これ、どうやって運んだの?』
と圧巻させられる巨大なフラッグが、
選手達に勇気を与えます(;´Д`)ノ
選手にサポーター・・・
さぁ。役者は揃いました!
ボルテージは最高潮:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
バイエルンは円陣で試合開始!!
3階席にまで伝わってくる選手達の気迫!
『息を呑む』とはこんな空間を言うのでしょう・・・
もうね、試合の体感時間が早い早い![]()
そしてついに・・・
Gooooooooooooooooooooooooooool![]()
インテル 1-0 バイエルン

































