フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）ファイナルでいずれも銀メダルを獲得し、バンクーバー五輪代表の内定を得た安藤美姫（トヨタ自動車）と織田信成（関大）はともに、ニコライ・モロゾフ・コーチの指導を受けている。見事に決まった戦略をコーチに聞いた。（聞き手・結城和香子）
――２人ともに五輪内定を決めた。
「想定通りだ。織田はショートプログラム（ＳＰ）３位につけたが、ＳＰ首位の高橋大輔（関大大学院）はフリーでは完璧に滑れないとみていた。安藤は金妍児（韓国）と、特に（表現面を評価する）構成点でほぼ互角だったのが大きな収穫。金は総合力の高い選手だが、（技術点の勝負となれば）五輪という舞台では何が起こるか分からない」
――前回、トリノ五輪で安藤は惨敗、織田は出場を逃している。
「想定通りだ。織田はショートプログラム（ＳＰ）３位につけたが、ＳＰ首位の高橋大輔（関大大学院）はフリーでは完璧に滑れないとみていた。安藤は金妍児（韓国）と、特に（表現面を評価する）構成点でほぼ互角だったのが大きな収穫。金は総合力の高い選手だが、（技術点の勝負となれば）五輪という舞台では何が起こるか分からない」
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