それはテレビを見てるときだった。
「物語のあるレストランをやりたいんだ」
男が叫んでいる。
何年か前のNHK連続テレビ小説
『風のハルカ』のシーンです。
その男は脱サラして湯布院にレストランを開いたが、
うまく行かずにバイトをしながら食い繋いでいた。
だがもう一度チャレンジしたいと、
娘のハルカに宣言するわけです。
これが、私が物語を意識するようになるきっかけでした。
このとき何か感じるものがあったのです。
それから物語についての本を読み始めて、
ギリシャ神話にまで広がって行きました。
映画のDVDもまとめて100本くらい観ました。
そして分かったことがあります。
物語というものには、考えてる以上のパワーがあるのです。
天武天皇は天皇家の正当性をアピールするために
物語を作らせました。
それが『古事記』で、日本最初の歴史書です。
人間は本能的に物語に興味を持つようです。
だから物語がある商品は強いのです。
例えば、時計が2つあるとします。
デザインも機能も性能も価格もまったく同じ。
ところが一方には職人の思いにまつわる物語があるが、
もう一方にはそれがない。
あなたはどっちを選びますか?
あなたは時計だけでなく物語も
手に入れることができるのです。
すると「この時計はね」と、そのストーリーを
人に聞かせることができるようになるのです。
ちょっといい気分ではないですか?
さて、そこでサロンの物語です。
あなたのサロンをそんな
「物語のあるサロン」にしたくないですか?
作るまでもなく、その物語は既にある筈ですね?
いつもは殆ど考えたことがないかも知れないですが、
この際思い出してみてはどうでしょうか。
お店を始めたときのこととか、苦労したときのこと、
エピソードなどが色々あるのではないですか?
その中で、お店のポリシーとかセールスポイントとか、
理念みたいなものが現れているものがいいですね。
それをブログとかフェイスブックで伝えることができます。
思わぬ反応があったりするものです。
お客が「このサロンはね」と友達に話してくれる
ようなお店にしたくないですか?