こんな話があります。
ボースというアメリカのスピーカーメーカーがあります。
この会社は音にこだわっていて、技術開発に力を入れています。
そのために上場の誘いを断り続けているそうです。
上場すると、業績を重視する株主が経営に注文をつけてくるから、自由に開発ができなくなるという判断です。
そんな姿勢が気に入ってボースを買ったという知人がいます。
こういう話は会社や商品のストーリーです。
そんなストーリーは積極的に知らせるべきです。
ストーリーは誰でも興味を持ちます。
それがいい話なら、お客は商品と一緒にストーリーを手に入れることになります。
それが買った人の気持ちを豊かにしてくれます。
さらに、その話を人にも話したくなります。
そして広まっていくのです。
マーケティングでは物語の重要性が言われていますが、その割に活用しているケースが少ない。
そう思えてならないのです。
それがとても不思議です。
いまはモノやサービスが溢れています。
似たような商品がいくらでもあります。
例えば、同じような機能や品質やブランドがあって、価格も同じくらいの商品が2つあったとします。
一方にはいいストーリーがあって、一方にはなかったとします。
あなたならどっちを選びますか?
モノやサービスだけで売れる時代はとっくに終わっていると思います。
お客は本当はその次を求めています。
その1つがストーリーだと私は確信しています。
ところが、お客自身もそのことに気づいていません。
でも、ストーリーのある商品が現れると反応します。
さっきのボースの話がそれです。
では、美容室はどうでしょうか。
21万店ものサロンはとっくに多過ぎですね。
お客にとって選択肢はウンザリするほどあるのです。
カットの腕は「当たり前」。
そこでストーリーです。
あなたのお店にもストーリーがありますね?
お店の始まりとか、苦労したこととか、スタッフのこととか・・・。
人間がいれば必ず何かのストーリーが生まれます。
それを知らせてください。
表現しない限り知られることはないのです。