今年は雪にいじめられました。
特に1月から2月にかけての連日の猛吹雪には身も心も
ギブアップ寸前でした。
自宅と従業員用の駐車場2ヶ所の除雪は
午前と午後の2回の作業を強いられ、その後も息つく暇なく
営業前の店の前の始末が待っている。
こんなのが連日続き足腰が悲鳴をあげても
雪は止むことを忘れ、まるでおのれの仕事を
全うするかのように降り続ける。
電車は雪原に埋もれ、乗客は為すすべもなく
あきらめと不安の一晩をすごし、車も白い悪魔に行く手を
阻まれ立ち往生の列が延々と続く。
人は天の怒りが治まるのを待つかの様に自然の猛威を
受け入れ耐えるしかないのだ。
屋根の雪下ろしも毎朝の庭先の除雪も、
通い晴れた道路が、両脇に積み上げられた雪で半分近く狭くなるのも、
その道路が凍結や圧雪で悪路と化してしまう事も、
雪国で暮らす我らの生活の一部であり、宿命でもある。
頭を低く、無理せずおごらず、淡々と日々の生活の中、
雪と向き合うしかない。
わかってはいても、時にはグチを言ったり弱音を吐いたり、
恨み辛みを唱えることもある。
それでも又黙々と雪をかく。
春の訪れが待ちどうしい。
さて、店の方はと言えば、いつものライトハウスの日常の始まりです。
営業前の雪かきも終わり、まもなく開店時間です。
「いらっしゃいませ。」
「お足元の悪い中ご来店ありがとうございます。」
「ちょうどショータイムの始まるお時間です。
どうぞ存分にお楽しみ下さい。」
「ところでご指名は?」