マニラにて 9.22~27(1) | パブ ライトハウス 

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セクシーフィリピーナ♡勢ぞろい!!!
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新潟県最大級のフィリピンパブ・・・まだまだ頑張ってます。

悪天候の中ニノイ・アキノ空港に着いたのは

9月22日現地時間午後1時半過ぎだった。

1時間以上遅れての到着だった。


JAL741便マニラ行きは空港周辺の悪天候の為

およそ100キロ地点、約6000メートル上空で旋回しての

待機飛行となってしまった。


「すでに10機の飛行機が待機中で、当機の着陸は11番目となります。

しばらくお待ち下さい。」

機長のアナウンスが流れる。

ウトウトと寝ぼけた頭に、10機の飛行機が周りをグルグル回っている

イメージが浮ぶ。


思わず窓のシェードを上げるが当然灰色一色で何も見えない。


成田から4時間近く、ほぼ満席の機内で隣の人にも気を使い、

何度も足を組み換えては、左と右のお尻に体重移動を繰り返す。


そして食事の時は、まさに肩身の狭い限られたスペースで

フタや包装を開けるのもままならず、

小さなテーブルに乗っけたトレンチの上で

フォークとスプーンを慎重に使い分け、 

もし落としたらどうしよう?

手は届くだろうか。

そんな事まで頭によぎる。


やっとこの狭さから解放されると思ったその矢先、

この仕打ちはないんじゃないの。

機内の「フウ」とか「ハア」のため息の中、

うっすらと残っていた眠気に救いを求め再び目をつむる。


「お待たせ致しました。

当機はこれより着陸体勢に入ります。

シートベルトをしっかりと・・・・・」

ああ、良かった。良かった。とほっとしたのもつかの間で、


「ただ今管制塔より再び待機の・・・・・」


「ばかやろう。はっきり決まってから連絡せい。」

乗客皆さんの心の声が聞こえた気がした。


今回はマニラスタッフの小島が所用の為迎えに来れなかったので

ホテルからの送迎車にお世話になったのだが、

2時間近く遅れたのですでにホテルのロビーには小島の姿が

あった。


明日からのタレントオーデションの

打ち合わせを済ませ、少し早目の夕食をする事にした。

長岡の自宅を午前2時前に出てさすがに疲れてはいたが

腹もぺこぺこでハーバースクエアに有る

焼き肉レストラン「但馬」に行く事にした。


(店内から見る事ができるサンセット。
残念ながら私はまだ見た事がない。)
パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~
小島の車に乗ってネットワールドホテルから10分足らず、

飛行機を待機させた悪天候は相変わらずで、

写真の様な夕景を望むべくもなく、

それどころか雨風は更に勢いを増し、窓際のヤシの葉は

もるで踊り狂う別の生き物の様にも見えた。

パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

実はこのレストランの店長は日本人で 

十数年来からの友人でもある。

前回4月に来た時に久しぶりの再会を果たした人物だった。


マーちゃんこと Kalbo Koizumi。

Kalboというタガログを辞書でひくと、

ただ一言「禿げ」と出てくる。


辞書だからこの素っ気なさは仕方が無いが、

どうも日本語では寂しく突き放した印象になる。


フィリピンではカルボはご愛嬌と親しみを込めてニックネームでも使われる。

もちろん親しい間柄でのことだが、

マーちゃんにはやはりカルボが似合う。


そしてその部分は磨いたようにテカテカで、

さぞかしマニラ湾の夕日に映える事だろう。

パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

あなたがもしフィリピンの但馬で

この頭に出会えたら一言「マーちゃん?」と

声をかけて下さい。そして「ブログで見ました。」の

更なる一言できっとあなたのテーブルには私のお薦めの

おつまみが一品ですがサービスで出てくるでしょう。たぶん。

パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~
ここは焼き肉以外のメニューも豊富で

老若男女国籍も問わず大ぜいで楽しめる。

が、ちょっとメニューの数が多すぎる気もしないでもないが・・・。


焼き肉は手羽先(180ペソ)から

オーストラリア産、米産、そして和牛まで(およそP300~P1200)

いろいろとそろっているが、何と言っても外せないのが

サガリだ。

柔らかく、そしてほんの少しの控えめな脂肪分が味にふくらみを

持たせ、とにかく旨い。

同じ部位のハラミも好きだが

私の好みはどちらかと言うとサガリに軍配が上がる。


同じ横隔膜の部分の肉だが肋骨側に有るのがサガリで

一頭の牛から5キロほどしか取れないそうだ。


そんな希少性も有ってか日本ではとんと縁が無かった。

食いしん坊の自分にとって、旨い物リストの一品に

サガリを加える事が出来るのは嬉しい事だが、

自分の知ってる限り長岡やその周辺にサガリを

出している焼き肉屋さんはない。


せっかく美味しいものを見つけたのに

今のところフィリピンでしか食べる事ができないのは

なんとも皮肉だ。


(今年の2月、食事に訪れたアキノ大統領と

記念撮影。)
パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

大統領のすぐ右後ろに影武者の様に控えているのが

マーちゃんです。

頭に毛をのせれば似てなくもないでしょ。


プライべートで焼き肉を食べに来て従業員と

記念撮影するなんて日本では考えられない事だが、

その場に居合わせたお客さんとも

気軽に記念撮影に応じてくれて

皆さんとても感激していたそうです。


何んとも庶民的な大統領で、通称ノイノイと呼ばれ

親しまれているそうです。

そしてまだ独身だとか。


ところでマーちゃん。

アキノさんもサガリを食されたのでしょうか。


パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

ここでマーちゃんのもう一つの顔についてお話しよう。

彼を語るに欠かせない事が有る。

実は、彼は知る人ぞ知るマニラ麻で編んだ草履の手作り職人なのだ。

   Marcyan Handicraft 

私が初めて彼のハンドメイドを手にしたのは

十数年前に当時の日本サイドのタレントプロモーターだった

BU-ちゃん(当ブログのレイラ16才の・・・によく登場しています。)の

紹介で会った時でした。

私が日本に帰る時、お土産にと頂いたのが手作り石鹸と

アロマシェルキャンドルでした。
パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~
(これは一つだけ記念にとっておいたアロマキャンドルです。

鼻を近づけるといまだにいい香りがします。)


当時はお土産用にフィリピンテイストの小物品を

いろいろと作っていたのですが、

それがどの様な事情でこのすばらしい草履に行き着いたのか、

今度会った時に酒でも酌み交わしながら聞いてみよう。


この草履の素材はマニラ麻で裏はゴム底になっています。

麻の編み込みから染めなど全てが彼の手作りで、

非常にクオリテイの高い逸品だと思います。
パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~
左のは少し小ぶりで4月に頂いたもので

ママが愛用しています。

右が今回購入したもので4月に直接足形をとって

作ってもらったオーダーメイドの草履です。

色も私の好きな藍色をリクエストしました。


余談ですが、ついでにいるのは我が家の愛犬白柴のレオ君です。


今は庭先やデッキの上で履いていますが、これから

冬に向けては室内用に使うつもりです。

パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~

一足3500円からで、

特注品は出来上がりまで15日から1ヶ月ほどかかるそうです。

興味のある方は直接メールにてお訊ね下さい。
kalbo_5123@yahoo.co.jp


さて、「但馬」での食事も語らいも堪能して

私はワインでほろ酔い気分です。

お腹もいっぱいで、

お気に入りのブイヤベースまでたどり着きませんでした。


明日からのオーデションに備えてホテルのベットへ直行です。

どんなマガンダに出会えるか今から楽しみです。

                          ・・・続く・・・