思い出のパリ 母 70歳のお祝い旅行 | ゆるーくはっぴー 認知症の母との日々

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子なし職なし50代の主婦パニ子の日常

ご訪問ありがとうございます音譜

 

 

チューリップ黄主な登場人物チューリップ黄

 

パニ子

弱音・愚痴を吐きながらも前に

進もうともがく子無し職無し

50代の主婦 いい歳して泣き虫

昨年末、母の在宅介護を卒業

 

 

パニ子の母プー子

認知症歴11年・要介護4の80代

現在ケアハウスに入居中

 

 

 

 

とうとうパリオリンピックが閉会
してしまいましたね 

毎日ハラハラドキドキ、疑惑の判定に憤ったり、はたまた歓喜したり、
落胆したり、涙したり

 

とにかく オリンピックでしか味わえ
ない、たくさんの感情にまみれた
19日間
でした 
 
そして戦い終えた選手達が国境をも
超え、お互いを称え合う姿に感動

 

 

スポーツこそが、世界を平和に導いてくれるのではないか、と本気で思うのでした

 

 

 

 

 

  70歳のお祝いにパリへフランス

 

さて、そのパリに私は大切な思い出
があります 

その数年前から約束 母の行きたい
に連れていく、と 

そして母の70歳のお祝いに母娘2人で訪れたのです 

 

 

 

さかのぼること10数年前

 

私にとっても初めてのパリだったにも関わらず、パックツアーではなく全て自分で手配しての旅行
移動のしやすさやを考え1週間の日程で2人ともリュックサック1つ
バックパッカーか?ってな軽装

 

さらに日本人はスリに狙われやすい
と聞き、貧相な服装で乗り込んだの
でした 元々高そうな服は持ってませんが

 

 

定番のルーブルやオルセー美術館も
素晴らしかったですが、
何といっても街歩きが楽しかった

特にサンジェルマン!爆笑ニコラブラブ

2人で街並みがキレイね~なんて
キョロキョロしながら名も無い教会
に入ったり 公園のベンチで買って
きたパンを食べたり 

地下鉄は雰囲気が怖かったのでバス
に乗りエッフェル棟にも行きました

 

 

こちらはセーヌ川

ホテルの窓から母と眺めた朝焼け 
ノートルダム寺院が遠くに見えます  ダブルベッドで私の寝相の悪さに母寝不足のようでした

 

 

 

 

 

  既に認知症の兆候が?

 

当時は全く気付きませんでしたが
今から思えば、既に母に認知症の
兆候
が現れていた
ように思います

 

例えばこんな違和感が 

食事中、自分で選んだというのに
そっちがいいわ
と私のものを欲しがるように
 
 
それまで美味しいものはいつも
私にくれる母だったのに・・・

しかしその時は歳をとると甘えん坊になるのかな?うーん

なんて思いながら取り換える事度々

 

 

 

 

 

そして写真が撮れなくなっていました

有名な建造物の前で私はポーズをとるのですが、母が撮った映像は地面だったり、ほぼ空だったり 
 
もーっ何で、こうなっちゃうのっイラッ
と私が怒っても
母はニコはてなマークってな様子

 
結局、パリジェンヌ気取りの母
写真ばかり、ぐやじ~ 

道行く人にカメラを託すのも、ためら
われ、私のちゃんとした写真はほぼ
ゼロ


 

 

  たった1枚のツーショット

 

ただベルサイユ宮殿で遭遇した日本人観光客とお互い撮り合った母との
ツーショット写真が1枚
残っていて

 

あの時は、そんな事思いもしなかったけれど、これは私の生涯の宝物

 

 



これが、母との最後の海外旅行に
なったのです

行けるうちに行っておいて良かった 

 




その翌年、母は認知症との診断
受けたのでした

 

 

 

 

さて、次回は連日お届けてして参りました”母の転居先探し”を総括します

 

 

 

クローバー本日も長くなりましたが、最後まで

お読み下さりありがとうございました

 

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