最後になります。
Aさんは15年以上も闘病していました。
つまり、結婚前からの発病でした。
5年生存率が低く、
乳飲子を抱えた私はどん底でしたが
それでもAさんは、ここまで生き抜いた。
2つの持病を抱えていました。
在宅で終末期を迎えるにあたり
家族の協力、周りの理解なしには
到底叶いません。
はじめてのことが多いので
戸惑いながらも
手探りで進めていくことになります。
Aさんの意思を知って
10年以上会っていなかった息子は
『まぁ、いいよ』
『特に俺の生活が変わらなければ』と
淡々と受け入れてくれました。
ダーリンも、すぐに新居を探し
わたしの休憩の場所になるようにと
徒歩50歩のところに構えてくれました。
この場所に何度休みにいったことか😌
引っ越しの手伝い、買い物、洗濯、
ケアマネから福祉用具のアドバイス、
在宅ケアの専門でもあるので
とにかく知識が豊富✨
法律にも詳しいので、手続きのことも、必要書類も、すべて段取りを組んでくれました。
ダーリンお墨付きのケアマネ
そのケアマネイチオシの訪看チーム
ヘルパーは近くて人数の多いところを希望し
2ヶ所目の紹介でお願いしました。
訪問医は全国的にも在宅ケアで有名な医師。
市内唯一の医療麻薬を取り扱う薬局
全ては人と人とのつながりで
皆さんに助けてもらいながら、私も息子も自身の生活を送ることができました。
仕事をしていたこと、外に家族以外のコミュニティがあることは、本当にわたしの強みでした。
終末期ケアにあたり、
以下、訪看さんからのお言葉です。
終末期だからと、24時間そばにいなくていい。
夜に寝て、朝に目覚めないこともある。
それに気づけなくてもいい。
むしろ朝に目覚めない方が楽に逝ける。
tatsuさんはご自身の生活を今まで通りそのまま送ってくださいね。仕事がある日も毎日行ってください。お休みの日は遊びに出掛けてください。
生活音、生活の中での会話、息子さんとのやりとり、それを感じながら過ごすことがAさんにとっては幸せでもあるのです。
契約の際にこの話を聞いて
相手がどんな状況であれ、
自分が何を選んで
自分がどう行動するのかは
Aさんにとっても
わたしにとっても
それが大事なんだ!と感じました。
Aさんが息を引き取った後
生きることについて、Aさんの人生について、
毎晩シラフで何時間も語りました☺️
Aさんとの結婚生活の間に起きたことを
ダーリンに暴露すると
『たっちゃんもよく生きてきたね』と。
洗いざらい語ること
これが故人にとっても残された者にとっても、何よりの供養になると思いました。こうやって自分のことをひたすら書き綴ることも、心の整理につながりました。
国立大学、国立大学院、
世間が羨むエリートコースのAさん。
ダーリンがドン引きするほどの年収。
それが本人にとって幸せだったかどうかは分かりません。けれど、わたしと息子が楽しそうに生きる姿を見て、安心したー!とは言ってました☺️
『自分が良いと思える生き方をしたいね』
わたしも、ダーリンも、
Aさんの生き様を見て、考えさせられることがいっぱいでした。日常の中でそんな話ができる、そんな相手に出会えたこと、それが何より嬉しいです☺️
長くなりましたが、、、
私への労いのメッセージ、
コメントをくださった方がたくさんいました。
何と声をかけたらいいのか?わからなかった方もいると思いますし、そっと見守ってくれた方も多くいると思います。
皆さんに感謝です。
ゆっくり回復していきます😌