
日常をありのままに描くって難しいのかなぁ。何の変哲もないといってしまえばそうなんだけど、ありふれた日常の会話劇ってどこか不思議な空気感を覚えました。会話の掛け合いが時が経てば経つ程により近くなって、寄り添うという距離感も面白かったです。
日々は過ぎていくけれど明日があると信じて前ヘ。どこにでもある見た目は変わらなくてもそれぞれに抱えているモノがある訳でそれでも明日はやってくるから生きていくしかないという切ないけれどじんわり沁みる笑いと温かさは不思議な感覚でした。時間の経過が残酷ででも悲愴感が無いのが不思議だなぁ。受け入れてるっていうのは違うけれどあっけらかんとしてる。冷めてもいないし認めてもいない。ただ事実としてどうするかをただ考えて笑ってる。過ぎていく時間をこうした感覚に観れたのは不思議でたまらないし、ストンっと腑に落ちる感覚は面白かったです。
個人的には第二幕が好きでした。
平手さんのナレーションの独特の柔らかさとツッコミ具合が好きでした。
二宮さん、芝居でのこの方の持つ空気感は好きだなぁ。うん。上手いのはそうなんだけど、雰囲気がとても好きです。
すぎうらさん、お母さんとして変化していくメイクと表情は観ていてとても良かったです。面白かったですしね。ハラハラはするし、チクリと痛みもあるけれど、どこか笑わせてしまうのは彼女の表現力はあるのではないのかなぁ。
青木さん、どこかボケてるんだけど、冷めてるようで、ちゃんと家族を観ているの感覚は観ていて楽しませて頂きました。こうしたキャラはハマるなと思います。
五紀さん、冷めてるけど優しい娘。時代に放浪されてる感はわかる気もしますけど。ふて腐れ具合が絶妙でした。
くらっしゅさん、叔父さん役も上手いなぁ。雰囲気がとても似合ってる。このいるいる感は凄いな。
未彩紀さん今回のツボでした。青木さんとのやり取りだったり雰囲気といい、仕草だったりがとても好きでした。
高木さん、ある意味凄かったなぁ。子供特有の何だろうあのぶっとび加減を見事に表現。存在感は凄い、違和感ないのが逆にこわいなぁ。ちょっとぶっ飛んでる感じの彼女の芝居が好きなのかもしれません。
後からジワジワくるこの感覚は何だろうな。凄いとも思うし、ヤラれたなあとも思う。不穏な空気は有るにせよむしろ心地よい笑いと穏やかさの有る空気感、ザワザワするのはわかるけどこののほほん感が絶妙に不思議で、今にして思えば面白かったです。
ここらで締めたいと思います、皆様お疲れ様でした。