観劇日記 劇団わに社 第9営業 「おはよう、スワローテール」 No.2   | ソメのブログ

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 中西さん、一番のハマり役。どこか別世界の人。生きるモノに愛情を持っている、心優しい人。ナギや、ゴウのを為に本来ならこうした行動は起こすことはないであろう人物。争い事を嫌う人だろう。ましてや犯人探しや、校長達に訴える姿は切ないなぁと。そこまでゴウやナギをも守りたかったんだろうな。中西さんの役では一番好きな役でした。

 加藤ヨウイチ役、教師としてはかなりしっかりした教師。でも周りの人に振り回されてしまい自分を見失ってしまう。アゲハにのせられマユに助けをも求める。正義感は強く最後は事件を終わらせることに協力する。

 織田さん、教師としての見本となる大人でいたいと思っているのかな。現実としてみえてきてしまう大人として平等な立場を保てない存在である、ゴウ、奥村、ナギ、親達の存在。自分の思いや周りの人に耐えきれなくなって吐き出す激しい独白は見応えがあります。迫力と爆発力は凄いな。

 林(健一)さん、初見の役者さん。優しい先生役。彼の葛藤がすごくみえますね。平等でいたいし、冷静に対処したいのにそれが出来ないのが苦しくてしょうがない。彼の独白は切ない。逃げたくなりますよね、とてもわかります。

 ユキ役、第三者的な役どころ。こういう職業残る裏側も見えました。

 大月さん、相変わらず舞台に立つと映えるなぁ。いつもはカッコいい印象があるんだけれど、今回は穏やかな優しさが出てますね。

 ミヤマさん、少し勝気な女性。でも根は優しいくて弱気な女性。今回の印象は女っぽいなぁと。仕草が特に。林さんに寄り添う姿は本当にいい女だなぁと見惚れました。

 喜多教頭。憎まれ役で登場も教師としての誇りは持っている人物。

 平手さん、久しぶりに拝見しました。初めて観た時も雰囲気があって上手いなぁと思ってましたけどやっぱり上手いなぁ。0場と芝居のギャプは凄い。店員さんの時のセリフと声にヤラれました。教頭としての風格もあるし、責任と潔さはカッコいいです。

 林さん、やっぱり上手いなぁ。店員として笑いを織り交ぜてくる。話の内容が重たいモノだけに入れ込んでくるやり方はズルいけど面白いなぁ。内密に動いているのもありつつ悟られないようにしなくてはならない部分もあるから強くいかなくてはならない面と謝罪する潔さもある。観ていてカッコ良さはありますね。

 井筒校長。この事件解決の鍵を握る重要な役どころ。

 山口さん、上手い、それ以外にいいようがない。あの穏やかな雰囲気の底にある、優しさと信念と護りたいという並々ならぬ決意は凄いなぁ。悟られないように煙にまく印象は本当に上手い。凄いな。

 勢力さん、こちらは山口さんとは真逆。威厳を持って接する事で真意を悟られないようにしている。こちらも自分を強く律する事で必死に護ろうとしている。優しいからこそ、護りたいからこそ強くなろうとしているし、強くありたいと思っているのかもしれないな。

 井筒校長、喜多教頭にしても真意のある役なんだなぁ。難しいけど潔さは大人として持っていたいとは思うな。

 今村チヨ役。アオと事件発端である加害者側の児童の母親。気は強いけど心の広い女性。

 永田さん、何を演ってもハマるな。本当に上手い。特に気の強い女性は上手い。度量の大きい役も上手い。

 坂本さん、気は強いけど優しい。最後のアゲハに対する優しさは観ていて泣けました。

 二人とも芝居の動きを少しずつ毎回変えてますよね。それも観にいく観客の楽しみの一つ。

 後藤ミホ役、事件の発端である加害者側の児童の母親。 

 まっしゅさん、子供を必死に守ろうとしてどうしても相手に当たってしまう態度は鬼気迫るものがありました。本来優しい人なんだろうけれど。爆発力はあるなぁ。

 嶋崎さん、ヨウイチに迫る迫力は凄かった。あんな彼女観たことがなかったので驚かされました。あそこまで表現出来るんだなぁ、圧倒されたし凄かったです。

 小暮ゴウ役。この物語の発端である子供。優しい男の子。

 加藤くん、優しさの中に独特の不思議な雰囲気を持った子だなぁ。消えてしまいそうだなという印象がとても強かったのです。ゴウはセリフが多いわけではないからな。動きだったり目線だったりが大切になるんだよな。難しい役を演ってましたね。

 迫くん、優しいけど実はヤンチャなんじゃないかと思える男の子。実をいうとセリフの意味を考えるキッカケになったのは彼なのです。音響のボチャンと沈む音にしてもそう。ボツボツというセリフが私の心にひっかかったんです。存在が頭から離れなかったし、泣かされました。

 今村アオ役、アゲハの生徒であり、アゲハを慕う優しい女の子。

 磯貝さん、真っ直ぐで優しい女の子。穏やかな雰囲気がとってもよく出てました。

 熊崎さん、優しいけど、しっかりした女の子。最後アゲハを真っ直ぐ見つめる瞳が印象的。

 永洞役、アゲハ失踪を探る記者役。

 川井さん、かっこ良かったです。ヒゲのあるヤサグレた感じも良かった。真相を探るべく闇切り込んでいく。闇を抱えている姿は観ていて惹かれました。やっぱり上手いし、凄い。

 源さん、おちゃらけているかと思いきや、実は鋭く抱えている己の真意を表に出さず煙にまく。実は信念をも持った熱い男。

 アゲハは永洞にどうしてこの依頼をしたのか、彼の心の闇の部分に関する事なのは間違いない。この二人の芝居を観ていて思ったのは、元教師なのではないかという事。おそらくこの事件と同じような事、生徒が命をたつという事に遭遇した経験があるのではないかという事。永洞はそれに立ち向かうとした事があるのでは、でもそれは叶わなかった。その事で悲観し、絶望して教師を辞めたのではないかという事。もう一つ思ったのは命をたった生徒の親族、兄にあたる人物かなぁとも。ここではおそらく元教師が有力かなぁ。でなければここまでアゲハが彼に自分を追いかけさせようとしないでしょうから。

 もしかするとアゲハが失踪する前に校長に会いに行ってるって事は、アゲハが訴えてるって事なのか。自分がした事、そして何故そうした行動を引き起こしたのかをだとすると校長、教頭は永洞が来ることがわかってたって事なの。ならその時点で加藤も事情を説明されて協力することになるってことかな。だとすると井筒校長、喜多教頭の行動がみえてくる。アゲハ、加藤、ナギ、他の先生、児童達を護ろうとした事が納得出来る。

 小塚役。永洞の相方、兼助手。

 藤岡さん、笑ったぁ。凄いな、本当に演技の幅が広い。間の取り方が絶妙ですね。川井さんとのやり取りが本当に小気味いいし、面白かったです。一番は「クリティカルヒット」でした。あるお笑いコンビの口調が思い出されてしばらく何かの拍子に出てきておかしかったです。何を考えてるかわからない不思議さん。こんな役も演れるんだなぁ。

 空知さん、こちらも笑わせて頂きました。何だこの天然すっとボケキャラは。凄いな、こういうのを自然体でやれる彼女は何者なんだ一体。源さんとのじゃれ合い、どっちがボケなのかわからなくなる展開も面白かったです。

 両チームとも私にとっては今回の作品の小塚は本当にクリティカルヒットでした。好きだなぁ。両チームとも永洞と小塚のやり取りは観ていて本当にハラハラもしたけれど面白かったです。好きだなぁ。

 書いてて思った事は、人は人によって傷つけられる事もあるけれど、人でしか癒やせないし、人によって前ヘと進む事も出来るのかなと信じたいなぁという思いでした。

 ここらで締めたいと思います。ここまで長々ともし付き合って下さる方がいらっしゃるのであればごめんなさい。この作品に出会えて幸せでした。

 皆様お疲れ様でした。またお会い出来るのを楽しみにしております。