観劇日記 演劇組織KIMYO 「ハンザキ」 | ソメのブログ

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名古屋凱旋公演。正直いって面白くなってました。勿論、作品は元から面白くはあったのですが内容がかなり変わってはいるモノになってました。元の作品はどちらかと言うと戦争という時代背景の為か少し暗さがありました。今回の作品は「友達」をキーワードにかなりポップに仕上がっているな。よりエンターテイメントが強く子供でも十分楽しんで貰えるとてもいい意味でキャッチーになってるな。KIMYOらしい奇妙な作品になっていると思います。
 それを強く感じたのは「剛吉」「凪子」の存在感。特に思ったのは「剛吉」の扱われ方。銃に撃たれながらも「生きて帰る」からの剛吉フィーバーの展開。それを観た時とても剛吉の印象がガラリと変わりました。強く逞しく何が起きても生きるというあの意志を吐く場面。心の中で「おおっ。」それでこそと拍手を送りたくなりました。
 「凪子」の扱われ方。前回とはまるで違う、山彦等と同等に妖怪を受け入れて一緒に遊ぼうとする役割。彼女の天然で純粋な姿は作品をより身近な作品としているのでは。「友達」というテーマにもすごくあっている気がします。他人の中に入るというのは大人や子供でも難しいモノだなぁと感じ考えさせられました。私自身もそういうのは苦手な方なので。 
 「弁野」の扱われ方もまるで違うモノになってました。正直いってこちらの弁野の方が個人的に好きだな。役者さんもさることながらとても面白く拝見しました。この作品の面白味を上手く引き出していたように思います。いい意味で軽さというのかやり取りの面白さや状況の変化を凄く感じて観ていられたように思います。勿論前作の「弁野」も面白いとは思ってたのですが。どちらかというと時代背景の暗さを出していたように思います。イケメンだったので観ていて楽しませてもらってましたけれどね。
 余談ですが前作のTwitter等であがっていた今回の「弁野」役内山さんと「凪子」役の前田さんのコンビも観たいですね。まったく違うモノになってると思います。面白いだろうな。
 今回観ていて思ったのはオープニングダンスの意味です。とにかく作品が好きで曲が好きなのでそこに目がいっていたのですが物語と繋がっているんだなぁと改めて実感しました。細かく作られているんだなぁ。全体を観ていて強く感じました。それだけ冷静に観ていられたということなのかな。でもやっぱり感動したし役者さん一人一人細かな動き。特に「件」「山彦」の動きなど。観ていて本当に楽しませて頂きましたし、感動して泣きました。
 役者さんの完成度はやはり凄かったです。回を重ねることでしか生み出せない完成度は
期待をはるかに上回ってました。
 「山彦」役、野田さん。カッコ良かった。全てを必死で守ろうとする姿に泣かされました。 
 「件」役、山三郎さんの演技はやっぱり良かった。泣きました。
 「鵺」役、元山さんの可愛いらしさ。
 「ほこら」役、嶋崎さんはカッコいいし、かわいい。 
 何より先程にも書きましたが「剛吉」役、中江さんの存在は正直イチオシでした。やられました。一番印象が強く残りました。
 「弁野」役、内山さん。観ていて面白かったです。好きだなぁ。内山さんがこの役で本当に良かったし、楽しませて頂きました。
 全ての役所がとてもバランスが取れてて観る側を一気に引きずりこむ力を持っていたように思います。
 セットに関しても前作とは違うし、洗練されているし、回すスピードも上がっていたように思います。スピード感が感じられました。
 音楽に関しても前作とは違う。これからもスピード感というか何て言ったらいいのかな。オドロオドロしさを残しつつビートの効いた感じに仕上がっているような気がします。
 今回の作品に関しては二つ前作と今回の作品を見比べて見るのも楽しいと思います。前作のDVDは持っているので今回のともう一度見直して見るのと今回のDVDも買おうかなぁと思っております。
 では、ここらで締めたいと思います。皆様お疲れ様でした。