
またもやこの時期に公演してくれることに感謝です。楽しませて頂きました。
最初から何が始まるのかまるでわからなかった。「幽体離脱誘発装置」というおかしな装置を巡っての開発した側と被験者とさせられてしまった女の子と謎の男の子とそれに巻き込まれる形で現れる霊媒師。後もう一人の男性。そこから複雑な人間模様が描かれ開発した側の三人、被験者とさせられてしまった女の子、謎の男の子の五人は悪霊として霊媒師に除霊されてしまう。
展開としてはまったく読めず、役者同士のやり取りがとても面白かったです。笑わせて頂きました。
青木さん、女子高生役かわいいな。「アホ」にされてしまう場面の幼さ。それと毎回おそらく髪型を変えてきているこだわり。それと彼女の役者さんとしての可能性に驚かされました。彼女の前に出ていた舞台も拝見してはいるので同一人物とは思わなかったのです。後で「あれっ」と思い検索してみたら驚きました。凄いな。彼女が評価されている理由がわかる気がします。役によってまるで違う雰囲気を出せる芝居。彼女のまた別の作品が観てみたいです。
加川さん、出てきた時少し驚きました。声のトーンもあるのでしょうが押さえ目で凛として、独特な雰囲気を持った印象と声も低く感じたのです。お芝居の中でこうした印象を拝見したことがなかったので。似合うなぁとも思いました。独特の佇まいといい、表情といい、少しヘタレ気味といい、去り際といい。変わった役周りでも次を予感させる面白い余韻を味わえるというか想像させてもらいました。
織田さん。何だかなぁ彼は。彼の芝居を始めて観た頃は好青年だったのに今回はストーカー。しかも自分の都合よくねじ曲げる一番厄介な危ない男、でもヘタレ。彼を観ていて思うのは楽しんでるな。「好きこそ物の上手なれ」ということですね。演じることを純粋に楽しんでいる。与えられた役を真っ直ぐ見つめて。色々思案しているのはあるのだろうけれど面白いと思えるし観ている人に面白いなと思わせてしまう所。表情といい行動といい笑わせて頂きました。彼の芝居は何が飛び出すのかわからないので観ていてワクワクします。色々な所に客演として出ているのも頷ける。拝見していて面白いから楽しませて頂きました。
岡田さん、今回は出番が少なく少し物足りなさも残りましたが、脚本を見て色々な伏線を張って最後にこうしたラストを持ってくるのは予想外でした。面白かったです。後から脚本を読ませてもらったのですが気付かない部分もあったり意味深なラストのや余韻に浸らせてもらいました。そういうモノは面白いな。これをわかった上でもう一度観たいともも思いますけれど。
タイトルから受けたラストについて立てた予測ですが。
霊媒師(加川さん)が一番厄介な人の説。商売上手とでもいっておきましょうか。まだ何が起こりうるという予感をそのままにしておく事。
岡田さんが悪霊として出現する説
客席の中にまだ悪霊となっていない。幽霊が存在している可能性。
「そろそろわたしの出番です。」の「わたし」が霊媒師なのか、岡田さんなのか、それとも客席にいる誰かなのか、それとも全てか、という予測を楽しませて頂きました。一個人としては「わたし」は岡田さん出現からの加川さんで物語を終わらせるというのは如何でしょうか。
鶴田さん、今回のツボ。笑わせて頂きました、面白かった。強気なんだけど弱い所のギャップもありつつ、ある意味ヤバい思考回路とか。さすがオカルト部に入るだけはある人材だなぁ。夢見る夢子ちゃんといえなくもないけれど。そのギャップに観ていて楽しませて頂きました。別の役も観てみたいなと思いました。
岡田さん、鶴田さんとは同じ役。こちらは愛される夢見る夢子ちゃん。かわいいな。少し子供っぽさが際立つかわいい感じでしたね。
西部さん、初見の役者さん。こちらもヘタレで、少し危ない男。ある意味優しいのだろうけれど。頭脳はあるのだろうけれど少し現実離れした所を持つ。不思議な人でしたね。別の役も観てみたいです。
加藤さん、正直ヤバい人でしたね。さすがはオカルト部の部長。ある意味怖い思考の持ち主。マッドサイエンティストに近いな。そうした錬金術などの危ない力を持ちたい方の人間か。鶴田さんとのやり取りなど笑わせて頂きました。面白かったです。
竹市さん、加藤さんと同じ役のオカルト部の部長。こちらはあまり危なさは感じませんでした。どちらかというと小説や歴史などから、そうした類いのモノを知り面白いと思って調べてるある意味純粋な研究者の方ですね。少し浮き世離れしているのはあるのだろうけれど。私の欲目なのかも知れないですがかわいい感じでしたね。観ていてニマニマしました。部長らしいのもありましたけれども。
今回こうした時期なのでキャスト及びスタッフさんの心使いは楽しませて頂きました。ブロマイドといい、キャストの手書きのコメント付きの脚本といい。岡田さんの脚本を買わせて頂いていたのですが非常に面白かったです。こうした試みは大歓迎です。
ここらで締めたいと思います。皆様お疲れ様でした。
