さて、出産時期が近づいてきて、わたしは両親のいる実家に移ってました。そして予定日の5日前の朝に産気づいて、通っていた産婦人科へ。
入院して、初めて経験する陣痛が痛すぎて
「イタイーー イタイーー」
と、かなりわめいてました。かなりです！笑
思い出すと笑えるのですが、自分おとなしそうな陰キャなので、わめかないタイプに見えると思うんですよ。 
なのに、かなり、わめいてる、って… 笑
看護師さんたちも引いてたと思う。
朝、昼、夕… と陣痛に耐えてて
やがて、夜になり仕事が終わったオレサマが病室にやってきた。立ち会い出産する予定でした。(オレサマ的に立ち会いはしてもしなくてもどっちでもよかったらしいが、何となくそれを選んだようだ)
わたしは、痛みで意識が朦朧としながらも
「あ、オレサマ、来たのね」
と気づいたけど、特に会話はせず。
陣痛の波がくると、「イタイー… イタイー…」て、やはり言ってたけど
朝からわめいていたので、だんだん声も弱くなってて、わめき→うめき に変化していってた。
笑
笑オレサマは、うめいているわたしに、一切何も声をかけなかった。
部屋は二人部屋で、ベットが二つあったけど、一つはその時は空いてた。そのもう一つの空いてるベットにオレサマは何と
どっかりと深く乗っかって座ってたのが見えた。
(痛みに朦朧としながら、うっすら見えた)
病室の清潔な未使用ベットなのに、自分ちのリビングソファーみたいに。
(靴のままで、足先だけベットに乗せてない)
↑
ダメすぎる
そして腕を組んで、こっちを見ずに、下を向いてた。もしかして目をつむって眠っていたかも。
電車の中で、目の前にいるお年寄りに席を譲りたくないからタヌキ寝入りする人
みたいなかんじ。
すぐそばに、陣痛に耐えて朦朧としながら、うめいてる妻がいるのに
他人事だったらしい。
… ええ？…
頑張れ と声をかける、とか、身体をさする、とか、し、しないのね？…
と
わたしは朦朧としながらちょっと思った…
たぶんオレサマは
「だりー」
「仕事疲れたー」
「これがなきゃパチンコ行けたのにー」
「早く産んでくれよー」
「酒飲みてぇー」
「遠くまで来てやったんだから感謝しろよ」
「帰りてぇー」
って思ってたと思う。
(かなりの確率で当たってると思う)
(あ〜〜 あんなのと離婚してよかった〜〜！！)
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